<明治安田生命J1:京都0-2鹿島>◇第1節◇18日◇京都・サンガスタジアム
昨季リーグ4位の鹿島アントラーズが、開幕星を挙げた。
前半8分、最初の好機を得た。左CKの場面で、一度は相手にはね返されたが、小さくなったクリアボールをMFディエゴ・ピトゥカ(30)が左足でダイレクトに捉えて先制ゴール。
さらに同34分、FW鈴木優磨(26)がペナルティーエリア内で相手のボールを奪ってビッグチャンスを演出。ゴール前でパスを受けたFW知念慶(27)が、そのままゴール右へ押し込んで追加点を挙げ、そのまま2点差で勝利した。
プレシーズンは、J2クラブに苦しめられた。12日にも、J2水戸ホーリーホックと「茨城サッカーフェスティバル2023」(茨城・ケーズデンキスタジアム水戸)で対戦し、0-2で敗戦。開幕を前に不安を残していたが、安定感あるプレーで相手を上回った。
岩政大樹監督は「素晴らしい動きをしてくれて、僕のやることはなかった」と選手を絶賛。時間をかけて作ってきた「鹿島らしい」戦い方に満足感を示しながらも「去年、同じような状況で川崎に返り討ちにあったので。もうひとつ勝ってから安心したい」と冷静な口調で話した。
次戦は、25日にホームの茨城・カシマサッカースタジアムで行われる川崎フロンターレ戦に臨む。
◆【鹿島】2-0開幕白星発進「素晴らしい動きしてくれて僕のやることなかった」岩政監督選手絶賛(ニッカン)