鹿島の岩政大樹監督(41)が17日、昨年リーグ王者の横浜戦(18日、日産)に向けてオンラインで取材対応し「(横浜戦は)現在地を測るビッグマッチ。選手たちとともに強大な敵にぶつかっていきたい」と意気込みを語った。
昨季は横浜相手にホーム、アウェーともに敗れ“シーズンダブル”の屈辱を味わった。スタイルを確立しているJリーグ王者に対して指揮官は「横浜に比べたら僕らはまだ1年目で完成度はまだまだ。僕たちはもう手探りですから、かわいい赤ちゃんみたいなものです」と、謙そんするが「横浜は良くも悪くもわかりやすくなっているところはある。誰がどのエリアを使っていくかというのがある程度見えてきているところがあるので、それに対してしっかりと自分たちの意識するべきところを整理して、僕たちも戦いたい」と闘志を燃やした。
今節は、ここまで攻守にわたって存在感を発揮してきたMF佐野海舟(22)が出場停止となるが、岩政監督は「日本全体でもそれほど多くない、希少価値の高いタイプの選手。彼が不在というのは痛手」と本心を明かす。一方で「鹿島には非常に良いパフォーマンス、モチベーションの良い選手がひしめいている。誰を出しても良い状態といえるので、それほど困っていない」と話していた。
◆鹿島・岩政監督 「現在地を測るビッグマッチ」 あす横浜戦へ意気込み(スポニチ)