◇12日 J1第4節 鹿島0―0福岡(カシマ)
鹿島の元日本代表DF昌子源が復帰戦を無失点に抑えた。後半8分、MF佐野海舟が2度目の警告で退場となり、10人の戦いを強いられながら、大型FWルキアンとの1対1では一歩も引かず、福岡FW陣にシュートさえ許さなかった。
右膝痛で出遅れ、練習試合も経ず、戦列復帰即ゼロ封のミッション完遂。5年ぶりに深紅のユニホームに身を包んだ昌子は「(岩政)大樹さんも信頼して戻してくれた。その期待に応えたかった」と安堵(あんど)交じりに振り返った。
守備を統率する重鎮の帰還で3戦ぶりの完封劇。岩政監督は「経験のある選手。よく90分をまとめてゼロに抑えてくれた」と及第点を与え、FW鈴木優磨は「後ろが締まる。植田(直通)君と(昌子)源君がいるだけで簡単にはやられない雰囲気がある」と信頼を寄せていた。
◆【J1鹿島】復帰戦を無失点に抑えた昌子源「大樹さんの期待に応えたかった」岩政監督も及第点与える(中スポ)