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2023年6月20日火曜日

◆こっちも強い!? “非選出”の裏サッカー日本代表イレブン。呼ばれなかった最強の日本人11人(フットボールチャンネル)



鈴木優磨,樋口雄太,大迫勇也,永戸勝也


 サッカー日本代表は20日にキリンチャレンジカップ2023でペルー代表と対戦する。今や海外で活躍する日本人選手が多く、日本代表に入るのも険しい道のりとなっている。そこで、今回は昨年のFIFAワールドカップ以降、日本代表に招集されていない選手の中から最強の11人を選出して紹介する。


GK:西川周作
CB:渡辺剛
CB:中谷進之介
右SB:明本考浩

左SB:永戸勝也

生年月日:1995年1月15日
2023リーグ戦成績:16試合1得点1アシスト
直近の代表招集:なし
 永戸勝也は、攻撃的なサッカーを展開する横浜F・マリノスにおいて攻守に重要な役割を担っている。今季は出場停止だった1試合を除いてリーグ戦全試合に出場しており、連覇を狙うマリノスに欠かせない存在となっている。

 左サイドバックの永戸は変幻自在な位置取りで攻撃にアクセントを加えている。左ウイングのエウベルとの関係性が抜群に良く、内外を使い分けて積極果敢にあたっキングサードに走りこんでいく。意表を突くアーリークロス、鋭く曲がるクロスなど、精度の高い左足のキックは球種も豊富。5月20日のガンバ大阪戦ではCKからアンデルソン・ロペスのゴールをアシストし、FKでは無回転気味のキックでゴールネットを直接揺らしている。

 日本代表の左サイドバックは本命不在の状態で、現状では所属クラブでセンターバックを本職とする伊藤洋輝や、ウイングバックでプレーする森下龍矢らが起用されている。若い選手をテストしたいという考えも推察できるが、1度は日本代表で見てみたい存在だ。

MF:樋口雄太

生年月日:1996年10月30日
2023リーグ戦成績:17試合1得点5アシスト
直近の代表招集:なし
 小学生年代からサガン鳥栖のアカデミーに在籍し、鹿屋体育大学を経てトップチームに加入した樋口雄太は、昨季から鹿島アントラーズでプレーしている。昨季はリーグ戦32試合に出場して8アシスト、今季も前半戦だけで5アシストをマーク。伝統的にセットプレーに強い鹿島における絶対的なプレースキッカーとして輝きを放っている。

 中盤を本職としており、ボランチの一角やインサイドハーフ、サイドハーフなどを主戦場としている。豊富な運動量を誇るダイナモで、ピッチのいたるところに顔を出してパスをつなぎ、精度の高いロングキックは一発で局面を打開する秘密兵器だ。佐野海舟の復帰後はサイドハーフで起用されることが多いため、空中戦勝率の低さというウィークポイントが目立たなくなっており、より攻撃面での活躍が印象に残る。

 日本代表は6月シリーズで[4-1-4-1]にトライしており、インサイドハーフには旗手怜央や堂安律がこのポジションで起用されている。鎌田大地や川辺駿も控えている激戦区だが、キックの質という部分はライバルが持っていない特徴と言える。現時点で彼らとの差は小さくないが、近い将来に肩を並べる日が来るかもしれない。


MF:齊藤未月
トップ下:伊藤涼太郎
RWG:武藤嘉紀


CF:大迫勇也


生年月日:1990年5月18日
2023リーグ戦成績:16試合11得点3アシスト
直近の代表招集:2022年2月
 5月に33歳となった大迫勇也は、前半戦だけで11得点を挙げている。自己最多は鹿島アントラーズ時代の2013年に記録した19得点で、今季はそれを上回るペースでゴールを量産している。

 1860ミュンヘン、ケルン、ブレーメンと3クラブに計7年半在籍した大迫は、ドイツで酸いも甘いも経験している。その能力の高さは33歳となった今も変わらず。後ろを助ける前線からの守備、味方を活かすポストプレー、豊富なフィニッシュパターンと高い決定力はさび付いていない。

 日本代表では2013年にデビューし、14年、18年とFIFAワールドカップに2度出場している。通算57試合25得点という素晴らしい実績を持つが、昨年2月を最後に代表から遠ざかり、昨年のワールドカップ出場を逃している。果たして、大迫がもう1度日本代表のユニフォームを着ることはないのだろうか。


LWG:鈴木優磨


生年月日:1996年4月26日
2023リーグ戦成績:17試合8得点4アシスト
直近の代表招集:2018年11月(辞退)
 鹿島アントラーズでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせた鈴木優磨は、2019年夏にベルギーへ渡った。シントトロイデンでは加入2年目の20/21シーズンにリーグ戦17得点という素晴らしい結果を残したが、22年1月に鹿島へ復帰。小笠原満男がつけていた背番号40を受け継ぎ、タイトルから遠ざかっていた鹿島に戻る道を選んだ。

 復帰1年目の昨季と同様に、今季も圧倒的なパフォーマンスを見せている。キープ力が高く、正確なロングキックで展開する能力にも長けている。ここぞの場面で決めてくれる頼もしさもあり、今季の決定率は30.8%。決してシュート数自体は多くないが、およそ3本に1本を決めている計算となっている。

 鈴木は2018年11月のキリンチャレンジカップで日本代表に初めて選出されている。しかし、直前に行われたAFCアジアチャンピオンズリーグで右足首を負傷し、無念の代表辞退に。それ以降、ベルギー移籍後も含めて森保一監督は鈴木を日本代表に呼んでいない。アントラーズのために戦い続ける万能FWは、日本代表と無縁のキャリアを送っている。




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