鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が23日、後半戦に入るガンバ大阪戦(24日、パナスタ)に向け取材に応じ、前半戦を総括した。シーズン前に「競争と成長でタイトルを」と目標を掲げた中で「シーズン頭に言っていた通りになっている」と手応えを語った。
「前半は緻密な守備をつくりながら、攻撃の部分も少しずつ段階的に踏めている。チームのベースが出来上がって、そこに選手の競争が加わって、後半でさらに、だれがヒーローになるか期待をかけている選手がたくさんいる」と伸びしろに期待を寄せた。
前半戦を、首位との勝ち点差8の7位で終え「勝ち点はもう1つだが、(優勝が届くまで)ギリギリのラインにいる。後半戦に勝負をかけられる体制は整った」と話した。7月の中断期間まで残り4試合。そのうちアウェーでの戦いが、G大阪戦を含め3試合ある。
前半戦は8勝のうち、5勝がアウェーだ。指揮官は「アウェーは前半でいい結果は出ているが、同じようなペースで勝たないと優勝までたどり着かない。1試合1試合死に物狂いで勝ち点を拾って上を目指すためのいいスタートを切りたい」。タイトル奪還まで、まずは後半戦初戦で白星をつかみにいく。
◆【鹿島】岩政監督、前半戦終え首位追撃に手応え、後半戦初戦G大阪戦へ「死に物狂いで勝ち点を」(ニッカン)