鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が27日、浦和レッズ戦(28日、カシマ)を前に取材に応じ、21日の前節のヴィッセル神戸戦のメンバー選考について言及した。
神戸戦は前半に2失点し、後半頭からハードワークが武器のMF仲間隼斗、DF昌子源を入れた。だが、前半の2失点が重く完敗。試合直後に岩政監督は「人選を含めて僕の責任」と話していた。
岩政監督はこの日、神戸戦の狙いについて明かした。夏以降、後半に強度が落ち、選手が交代して相手に押し込まれる問題点を抱えていた。その問題点を改善すべく、後半にパワーを出せるメンバーを残した中で、新しい選手を抜てきしたという。
岩政監督は「特にこの数カ月、いいパフォーマンスを練習で見せている選手は出場に値するとトライした。神戸戦は、僕の采配、人選、マネジメントを含めてうまくいかなかった。前半だけを切り取れば失敗だと言われてしかるべき状況だったと思う。その中で選手はトライしてやってくれていた」と明かした。
現在、鹿島は攻撃の組み立てで「動かす」「飛ばす」の使い分けに取り組んでいる。岩政監督は「ボールを保持して動かすか、前線へ飛ばすか」の判断に頭がいくあまり、自分たちの「一丁目一番地」である「強度、熱量、ゴール前の粘り」が抜け落ちてしまったと指摘した。「ベースが積み上がった段階でやり通そうとして、一番の強度、熱量が落ちたのが問題。選手がそのときにどうすべきか、失敗体験を積み上げきれていないのかなと。そこは、信念を持ってやるとやり通すだけ」と話した。
◆【鹿島】岩政監督、神戸戦の敗因に言及「僕の采配、人選、マネジメント含めうまくいかなかった」(ニッカン)
「夏以降、後半に強度が落ち、選手が交代して相手に押し込まれる問題点を改善すべく、後半にパワーを出せるメンバーを残した中で、新しい選手を抜擢したという」
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) October 28, 2023
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