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2023年8月26日土曜日

◆鹿島元監督・石井正忠がタイ代表幹部就任。W杯予選で中国・韓国代表と対戦(FOOTBALLTRIBE)



石井正忠


 かつて鹿島アントラーズや大宮アルディージャを率いていた石井正忠氏が今月24日、タイ代表のテクニカルディレクター(TD)に就任。2022/23シーズンまでタイ1部ブリーラム・ユナイテッドの監督として数多くのタイトルを獲得した実績が買われている。

 石井氏は鹿島や大宮、タイ1部のサムットプラーカーン・シティFCを率いると、2021年12月にブリーラム指揮官に就任。ブリーラムでは、監督就任1年目の2021/22シーズンにいきなりタイ国内3冠を達成。元横浜F・マリノス所属選手のDFティーラトン・ブンマタンが中心選手として活躍する中、2022/23シーズンはリーグ戦で23勝5分2敗。国内で圧倒的な強さを誇り、2シーズン連続となるタイ国内3冠を成し遂げていた。

 タイ代表入りの可能性は、今月13日にブリーラム会長が石井監督のタイ代表テクニカルディレクター就任を明言と、タイメディア『Fluke Family』が報道。タイサッカー協会も24日になって公式発表している。

 ティーラトンやBGパトゥム・ユナイテッド所属MFチャナティップ・ソングラシンらを擁するタイ代表は、東南アジア屈指の強豪。FIFAワールドカップ・カタール大会は西野朗監督のもとアジア2次予選敗退という結果に終わったが、昨年12月から今年1月にかけて行われたAFF三菱電機カップ(東南アジアサッカー選手権)を制している。

 そのタイ代表は、2026年北中米ワールドカップのアジア2次予選で韓国、中国と対戦することがすでに決まっている。また来年1月に行われるAFCアジアカップのグループリーグでは、サウジアラビア、キルギス、オマーンと激突する。




◆【鹿島】岩政監督が語る『成長期』。「7月の段階で『入った』と捉えた。停滞期はどの世界でも、誰にでも起こること」(サカノワ)



岩政大樹


新潟戦へ「サポーターの皆さんの力を借りながら、さらに一歩、先へ進められる一戦にしたい」。


[J1 25節] 鹿島 – 新潟/2023年8月26日18:00/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの岩政大樹監督が8月25日、翌日のアルビレックス新潟戦に向けて、「ホームで続き、後半戦へ勢いをつける試合だと捉えています。サポーターの皆さんの力を借りながら、さらに一歩、先へ進められる一戦にしたいです」と抱負を語った。

 また、チームの「成長期」について。岩政監督はこの夏、進化の時期に突入していると説明した。

「成長する段階と停滞する段階を合わせて『成長期』になります。そこに至るまでに整理をつけないとバラバラのままで、成長期には入っていきません。

 そこは7月の段階で『入った』と捉えていました。

 ただ停滞期はどの世界でも、誰にでも起こることなのだと選手に伝えていました。今後も、結果的に上手くいく時も行かない時もあるでしょうが、その時期(成長期)に入っているので、相手によって変わるもの、試合によって変わるものをどんどん学びながら、アップデートしていく作業を繰り返していけばいいと思います。

 それによって選手が自信をつけているのも間違いありません。よくここまで我慢強く、選手たちがチームを作ってきたいと思っています」

 また、鹿島の取り組みはより先端を走っていると、指揮官は語った。

「タイトルを獲った時により話せる内容であると思いますが、ウチのチームの作り方は、どこのチームとも似ていません。現代サッカーという枠組みの中で、日本では『戦術的』『再現性』という言葉は、同じ選手が同じ場所にいることを言う風潮にあります。10年前のヨーロッパがそうだったと思います。

 ウチはそうではなく、自分たちの中で再現性を持っています。自分たちの中で、こういうものをこういうふうにやろうと取り組んでいます。外から見るとよく分からない。それが僕たちの作ってきたもので、それが分析がどんどんできる時代に、有効な手だと思ってやっています。

 今ヨーロッパはそこに少しずつ入ってきています。自分たちはそこを先取りにしようとやっています。そこは良くできていると思います。選手たちは難しい局面もありましたが、ここまで来てしまえば、相手は分析できない、自分たちは理解している中でできています。

 さらにより良くするため、あとは質やタイミング、精度を上げていきたいです」

 指揮官はそのように鹿島の新スタイルができつつあると強調した。

 今季は新潟とルヴァンカップを合わせると公式戦3度対戦して2勝1敗。4月のアウェーでのリーグ戦は鈴木優磨と垣田裕暉のゴールで、2-0の勝利を収めている。




◆【鹿島】岩政監督が語る『成長期』。「7月の段階で『入った』と捉えた。停滞期はどの世界でも、誰にでも起こること」(サカノワ)