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2024年11月19日火曜日

◇選手権組み合わせ決定!前回王者・青森山田は高川学園、復活の帝京は開幕戦で京都橘と対戦!(ゲキサカ)






 インターハイ優勝の昌平高(埼玉)と同準優勝校の神村学園高(鹿児島)、同3位の帝京長岡高(新潟)、前回大会準優勝の近江高(滋賀)といった有力校が予選敗退した混戦の選手権。全国大会は初戦から前橋育英高(群馬)対米子北高(鳥取)、尚志高(福島)対東福岡高(福岡)のプレミアリーグ勢対決や新潟明訓高(新潟)対阪南大高(大阪)など好カードが組まれた。


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◇選手権組み合わせ決定!前回王者・青森山田は高川学園、復活の帝京は開幕戦で京都橘と対戦!(ゲキサカ)







 18日、第103回全国高校サッカー選手権の組み合わせ抽選会が都内で行われた。全国大会出場を決めている48校の代表選手たちがリモートではなく、5年ぶりに集結して組み合わせ抽選会を実施。1、2回戦の対戦カードが決まった。

 インターハイ優勝の昌平高(埼玉)と同準優勝校の神村学園高(鹿児島)、同3位の帝京長岡高(新潟)、前回大会準優勝の近江高(滋賀)といった有力校が予選敗退した混戦の選手権。全国大会は初戦から前橋育英高(群馬)対米子北高(鳥取)、尚志高(福島)対東福岡高(福岡)のプレミアリーグ勢対決や新潟明訓高(新潟)対阪南大高(大阪)など好カードが組まれた。

 前回大会優勝校で連覇と5度目の優勝を狙う青森山田高(青森)は、30度目出場の強豪・高川学園高(山口)と初戦。戦後最多タイの優勝6度、15年ぶりに選手権に戻ってきた帝京高(東京B)は12月28日に東京・国立競技場で開催される開幕戦で京都橘高(京都)と戦う。

 プレミアリーグWESTで首位を快走する大津高(熊本)は福井商高(福井)と初戦。サウサンプトン内定のFW高岡伶颯主将(3年)や仙台内定MF南創太(3年)を擁する日章学園高(宮崎)は西目高(秋田)と、湘南内定DF松本果成(3年)や富山内定MF亀田歩夢(3年)が中心の流通経済大柏高(千葉)は前回大会ベスト8の佐賀東高(佐賀)とそれぞれ初戦を戦う。

 また、17日の鹿児島県予選決勝で神村学園を破った鹿児島城西高(鹿児島)は初出場校の金沢学院大附高(石川)と初戦を戦い、3度目の優勝を狙う静岡学園高(静岡)は前回大会2回戦で敗れている広島国際学院高(広島)とのリベンジマッチ。前回大会4強の堀越高(東京A)は津工高(三重)と、今治内定MF笹修大主将擁する札幌大谷高(北海道)は初出場の寒川高(香川)と、2022年度大会優勝の岡山学芸館高(岡山)は過去4度3位の矢板中央高(栃木)とそれぞれ初戦を戦う。

 なお、12月28日の開会式で実施される選手宣誓は、大分鶴崎高のMF志賀杏陸主将(3年)が担当。全国大会の決勝は25年1月13日に国立競技場で行われる。

1、2回戦の組み合わせは以下の通り
【1回戦】(24年12月28、29日)
静岡学園高 - 広島国際学院高
専修大北上高 - 高知高
尚志高 - 東福岡高
正智深谷高 - 長崎総合科学大附高

前橋育英高 - 米子北高
愛工大名電高 - 明誠高
東海大山形高 - 松山北高
龍谷富山高 - 那覇西高

札幌大谷高 - 寒川高
福井商高 - 大津高
矢板中央高 - 岡山学芸館高
西目高 - 日章学園高

帝京高 - 京都橘高
金沢学院大附高 - 鹿児島城西高
東北学院高 - 奈良育英高
山梨学院高 - 滝川二高

【2回戦】(24年12月31日)
青森山田高 - 高川学園高
(静岡学園高 - 広島国際学院高の勝者) - (専修大北上高 - 高知高の勝者)
(尚志高 - 東福岡高の勝者) - (正智深谷高 - 長崎総合科学大附高の勝者)
新潟明訓高 - 阪南大高

帝京大可児高 - 大分鶴崎高
(前橋育英高 - 米子北高の勝者) - (愛工大名電高 - 明誠高の勝者)
(東海大山形高 - 松山北高の勝者) - (龍谷富山高 - 那覇西高の勝者)
津工高 - 堀越高

流通経済大柏高 - 佐賀東高
(札幌大谷高 - 寒川高の勝者) - (福井商高 - 大津高の勝者)
(矢板中央高 - 岡山学芸館高の勝者) - (西目高 - 日章学園高の勝者)
上田西高 - 徳島市立高

明秀日立高 - 近大和歌山高
(帝京高 - 京都橘高の勝者) - (金沢学院大附高 - 鹿児島城西高の勝者)
(東北学院高 - 奈良育英高の勝者) - (山梨学院高 - 滝川二高の勝者)
東海大相模高 - 草津東高

◆念願だった鹿島戦。特別な古巣相手に平戸太貴が示した成長。指揮官は「よく努力をして、今の領域までたどり着いた」と評価(サッカーダイジェスト)






 攻守に奮闘した平戸は試合後、0-0で勝ち切れなかった悔しさを募らせながら、鹿島サポーターが陣取るアウェーのゴール裏まで挨拶に向かった。

「鹿島サポーターのみなさんがいる景色は久しぶりのことです。温かく迎えてくださったみなさんに感謝していますし、また頑張ろうと思いました」


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◆念願だった鹿島戦。特別な古巣相手に平戸太貴が示した成長。指揮官は「よく努力をして、今の領域までたどり着いた」と評価(サッカーダイジェスト)








絶好機を決め切れずピッチに拳を叩きつける


[J1第29節(延期分)]京都 0-0 鹿島/11月17日/サンガスタジアム by KYOCERA

 果敢なフリーランが実を結んだ。京都が終盤にビッグチャンスを迎える。

 89分、佐藤響からのダイレクトパスを相手最終ラインの背後で引き出した平戸太貴は、GK早川友基よりも先にボールに触れるシュートで鹿島ゴールを脅かした。ところが、渾身のシュートは枠外へ。チャンスを決め切れなかった平戸は、悔しさのあまりピッチに拳を叩きつけた。

「タイミングを見計らってゴールキーパーが出てきたところで浮かせるという狙いはありましたが、もう少し厚くボールにミートできていれば良かったかもしれません。決めたかったので、とても悔しかったです」

 一度や二度ではない。何度もピッチを叩いて悔しさを募らせた表情は、鹿島戦に懸けていた平戸の気持ちの強さを物語る。

 対戦相手は「育成年代からお世話になってきた」クラブのトップチーム。鹿島アカデミー出身の平戸にとって、鹿島はプロキャリアをスタートさせた特別なクラブだ。J2の町田でプレーしていた2018年にも鹿島と対戦しているが、その時の舞台は天皇杯だった。

 2023年に京都へ移籍して以降、J1の舞台でようやく実現した鹿島との古巣戦。これまでは負傷などが原因で出場が叶わなかった分だけ、普段以上に気持ちが入るのも無理はない。

 アウェーのゴール裏には、深紅のユニホームを身にまとったいっぱいのサポーター。キャプテンマークを巻いた相手の10番は、トップチーム昇格1年目にも在籍していた柴崎岳だ。

「プレッシャーを掛けに行っても簡単にボールを下げなかったですし、常に相手にとって怖いところを見ているのは、自分も見習うべきポイントでした」。平戸はそう言って目を細めた。

 台風の影響による延期も含めれば、“5度目の正直”でようやく実現した鹿島との古巣戦。冒頭の絶好機を筆頭に、公式戦で初めて対戦した18年とは違う平戸を見せられたという感触は手にした。それでも、チャンスを仕留め切れなかった現実について、平戸はこう言って前を向く。

「鹿島相手に得点できそうなチャンスもありましたし、自分が決め切るチャンスも作れていました。チャンスを確実にモノにしていく選手になれば、もっと上のレベルの選手になれると思うので、もっともっと成長したいと感じました」

 念願だった鹿島戦でヒーローになり損ねたものの、平戸がJ1残留の立役者の1人であることは決して色褪せない。

 チームが残留争いで苦闘するなか、シーズン中盤以降の平戸は正確無比なキックを武器に数多くのゴールを演出。28節・FC東京戦では1ゴール・2アシストの活躍でチームを勝利に導き、35節・広島戦では残留を決定づける決勝点も奪っている。

「鹿島からどういう成長をしてきたか。関わってきた指導者に話を聞いてきた」という曺貴裁監督は、背番号39の“成長曲線”についてこう語る。

「もともとボール扱いの技術やパスセンスは非常に良いものを持っていますが、それプラス、我々のインテンシティの高いサッカーの新しい景色に出会い、その景色を自分のものにできたことで自信を掴み、チームメイトからの信頼を得ることができました。昨季は苦しんでいましたが、よく努力をして、今の領域までたどり着いたと思います」


「温かく迎えてくださったみなさんに感謝」


 2022年までプレーした町田でも、平戸は守備の強度に優れた選手として、当時のランコ・ポポヴィッチ監督から評価されてきた。それでも、曺監督が求める水準はまた、性質が異なるという。

「極論を言えば、抜かれても良いから全部行き切るように言われてきましたし、相手の懐に入っていくことは口酸っぱく言われてきました。自分のプレースタイル的にボールを奪うプレーは今までなかなかできていなかったですが、トライし続けた結果、試合で使ってもらえるようになりました。チームで求められる強度を発揮したうえで自分の特長を出せるようになってきたのも、サンガタウンでの日々の取り組みや、腐らずにやり続けた結果が今に繋がっています」

 象徴的なシーンは21分。果敢にボールホルダーへアプローチした結果、後方の味方がインターセプトできる状況を創出し、カウンターの発動に繋げた。最終的にオフサイドを取られたため、結果には繋がらなかったが、身体に染み付いていることを忠実に実践できた場面だ。平戸は言う。

「たとえ自分がボールを奪えなくても、ファーストディフェンダーとしてボールを奪いに行くつもりで行っています。その後のプレーの制限に繋がることで、チームとしてボールを奪いやすくなりますから」
 
 攻守に奮闘した平戸は試合後、0-0で勝ち切れなかった悔しさを募らせながら、鹿島サポーターが陣取るアウェーのゴール裏まで挨拶に向かった。

「鹿島サポーターのみなさんがいる景色は久しぶりのことです。温かく迎えてくださったみなさんに感謝していますし、また頑張ろうと思いました」

 本人が「J1でやれる自信がついた」と語る24年シーズンもあと2試合。2週間後の次節は、「前半戦(0-3)の借りを返す」町田との古巣戦だ。

取材・文●郡司聡(スポーツライター)

◆「カード出さんと荒れるぞ」交錯からの“蹴り上げ”疑惑でスタジアム騒然「レッドだろ!」「故意ではないな」ファンの意見は真っ二つ(ABEMA)






 問題のシーンは11分だ。右サイドの高い位置でボールを受けたエリアスが、仲間のタックルを背後から受けると、もつれるような形で2人は倒れ込む。エリアスが起きあがろうとしたタイミングで仲間の右ヒザが巻き込まれるような格好となりピッチ上で悶絶。これをきっかけに両チームの緊張感が一気に高まった。


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◆「カード出さんと荒れるぞ」交錯からの“蹴り上げ”疑惑でスタジアム騒然「レッドだろ!」「故意ではないな」ファンの意見は真っ二つ(ABEMA)


【映像】京都FWエリアス、交錯後に蹴り上げ?疑惑のシーン






【明治安田J1リーグ】京都サンガF.C. 0-0 鹿島アントラーズ(11月17日/サンガスタジアム by KYOCERA)                


 京都サンガF.C.と鹿島アントラーズの一戦で、物議を醸す場面があった。京都のFWラファエル・エリアスと鹿島のMF仲間隼斗がもつれる形で倒れ、仲間がヒザを押さえて悶絶。これをきっかけに両チームが入り乱れる事態となり、SNSでは様々な意見が飛び交った。

 問題のシーンは11分だ。右サイドの高い位置でボールを受けたエリアスが、仲間のタックルを背後から受けると、もつれるような形で2人は倒れ込む。エリアスが起きあがろうとしたタイミングで仲間の右ヒザが巻き込まれるような格好となりピッチ上で悶絶。これをきっかけに両チームの緊張感が一気に高まった。

 鹿島の樋口雄太や三竿健斗は、エリアスに詰め寄りすぐに抗議。京都の福岡慎平がエリアスを守るように鹿島の選手を引き剥がすなど、不穏な空気が漂う。さらにエリアスは、起き上がると、倒れている仲間に近寄って人差し指を振りながらファウルでないことをアピールした。

 解説を務めた原一樹氏は「体が入っているなか、仲間選手が後ろから押してしまった。お互いに転んだ後、足が絡んでしまった。転んだ中でスパイクは当たっていますが、蹴り上げているかの判断になる」とコメント。エリアスの行為は故意ではなかったとの見解を示している。

 このシーンについてSNSのファンたちも反応。「エリアスやりやがったな」「これは報復じゃないの?」「やり返しているように見える」といったコメントや「まぁこれは故意ではないだろうな」「起きあがろうとしただけ」など意見は真っ二つに。

 また、主審がこのシーンでカードを提示しなかったことを受けて「カード出さんと荒れるぞ」「これでエリアスにカード出ないのかよ」といった反応や「難しい判定」「カードには値しないだろうな」といった声も見られるなど様々な意見が飛び交うこととなった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)

◆【鹿島】関川郁万「あれは想定外でした」と驚いた曺貴裁監督率いる京都のセットプレー対策とは?(サカノワ)






 ラファエル・エリアスとは今回が初対決となった。鹿島の5番は「初めての対戦だったので、今日が本調子だったのかは分かりませんが、あまり決定的なチャンスは与えなかったかなと思います。警戒していた選手の一人でしたし、シュートチャンスがそこまでなかったのは良かったと思います」と、チームで守り切れたことに頷いた。


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◆【鹿島】関川郁万「あれは想定外でした」と驚いた曺貴裁監督率いる京都のセットプレー対策とは?(サカノワ)






警戒していたラファエル・エリアスを無得点に抑える。


[J1 29節]京都 0–0 鹿島/2024年11月17日14:00/サンガスタジアム by KYOCERA

 J1リーグ順延分の29節、京都サンガF.C. 対 鹿島アントラーズの一戦はスコアレスドローに終わった。

 鹿島のセンターバック関川郁万はラファエル・エリアスや原大智ら強力な攻撃陣を揃える京都を無失点に抑え、「攻め残りも、個人の能力もあるなかで、止めることができたと思います。失点がかなり減っていることがチーム全体にプラスに働いています。得点のところ、そこは課題だと思います」と収穫と課題を挙げた。

 チャンスは限られたなか、セットプレーがカギを握った。ただし、そこを鹿島が狙っているのは京都の曺貴裁監督も見抜いていた。なんと今回、セットプレー時に関川とともに攻め上がる植田直通に二人のマークがついていた。関川も「あれは想定外でしたね。そういうチームがむしろ増えてくると思います」と、”高さ対策”に新たなテーマを感じていた。

 ラファエル・エリアスとは今回が初対決となった。鹿島の5番は「初めての対戦だったので、今日が本調子だったのかは分かりませんが、あまり決定的なチャンスは与えなかったかなと思います。警戒していた選手の一人でしたし、シュートチャンスがそこまでなかったのは良かったと思います」と、チームで守り切れたことに頷いた。

 残り2試合。アウェーでのセレッソ大阪戦、そしてホームでのFC町田ゼルビア戦と続く。今季最終ラインを守り続けてきた24歳のファイターは「勝つしかない。そこに貪欲になるしかないです」と語り、チーム一丸で勝利を掴み取っていく覚悟を示した。

 鹿島は勝点59で5位のまま。4位に浮上すると、天皇杯の結果によって、ACL2出場権獲得の可能性が残る。