http://web.gekisaka.jp/403467_125518_fl
[9.21 J1第26節 磐田2-3鹿島 ヤマハ]
鹿島アントラーズが敵地でジュビロ磐田に3-2で勝利した。鹿島は敵地でのリーグ戦連敗を7、公式戦も含めると連敗を8で止めた。リーグ戦の敵地での勝利は4月27日の新潟戦以来、9試合ぶりとなった。
先制点が生まれたのは前半4分、右サイドを駆け上がったDF西大伍がクロスを入れると、ニアに走り込んだFW大迫勇也がヒールでそらす。これに中央から走り込んだMF土居聖真が豪快に蹴り込んで、鹿島が幸先よく先制点を奪った。土居は11年にトップ昇格を果たした21歳MF。「やっとチームに貢献できた。ここがスタートラインだと思うので、もっともっと取れるようになれればいいなと思います」。6試合連続スタメン出場と、急成長を遂げる注目株が嬉しいプロ初ゴールを決めた。
追加点が生まれたのは後半17分、CKが逆サイドに流れるも、右サイドで立て直したMF小笠原満男がゴール前にクロス。混戦の中に放り込まれるが、FWダヴィがバックヘッドで上手く合わせてゴール右隅に流し込んだ。さらに同30分、カウンターを見せた鹿島は21歳MF柴崎岳のクロスを土居に代わって途中出場した21歳MF梅鉢貴秀がヘディングで合わせて、勝利を決定づける3点目を挙げた。若い力が躍動した鹿島は、敵地でのリーグ戦の連敗を7で止め、4月27日の新潟戦以来、9試合ぶりの勝ち点3を手にした。
一方、降格圏に沈み苦しい状況に追いやられている磐田は、後半36分にMFペク・ソンドン、同アディショナルタイムにはFW阿部吉朗が今季初ゴールを挙げて追い上げる。だが同点、逆転とまではならず、勝ち点を挙げることは出来なかった。今夏加入したDF安田理大が後半24分に途中出場し、J復帰を果たすなど、明るい材料もあったが、今季ここまで全試合に出場していたMF山田大記が故障でベンチ外となるなど、不安材料も増した。このまま初の降格へと向かってしまうのか。かつての王者の意地を見たい。