http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130917-1190546.html
今季のJ1は「第1ステージ」と「第2ステージ」で明暗が分かれている(以下S=ステージ)。第17節までの前半戦終了時で首位だった広島が、第18節以降の後半戦の成績だけなら14位。同じく2位ターンの大宮も後半戦だけの成績は17位と失速している。一方、前半戦13位の新潟と同15位の鳥栖が後半戦で躍進。ともに5勝1分け2敗の勝ち点16、得失点差で新潟1位、鳥栖2位となっている。
Jリーグは、15年シーズンからJ1を前後期の2S制に分け、その後にポストシーズン(PS)を実施する方針を固めている。今季の現時点の成績を、その新方式に当てはめてシミュレーションしてみた。
広島と大宮は第2Sで下位に低迷しながらも、第1SでPSの出場権をすでに取得済み。PSに出場できる年間総合勝ち点トップは横浜(前期3位、後期6位)。同2位の浦和は前後期ともに4位と安定しているが、今のままでは出場圏外になる。一方、年間11位の新潟と同14位の鳥栖は、現行の1S制だと優勝は厳しい状況にあるが、新方式だとPSの出場権を獲得し、年間王者に就く可能性を残す。【石川秀和】