http://www.sanspo.com/soccer/news/20131013/jle13101305020003-n1.html
ナビスコ杯準決勝第2戦(12日、浦和1-0川崎、埼玉)第1戦に2-3で敗れた浦和がホームで川崎に1-0で勝利。2戦合計3-3で並んだがアウェーゴール数で上回り、2年ぶり5度目の決勝進出を決めた。後半35分にFW興梠慎三(27)が決勝ゴールを決めた。第1戦を4-0で制した柏はアウェーで横浜Mに0-2で敗れたが、2戦合計4-2で勝ち上がった。柏は優勝した1999年以来、14年ぶりの決勝進出。決勝は11月2日に東京・国立競技場で行われる。
浦和の勝利を告げるホイッスルに、埼玉スタジアムは優勝したかのような大騒ぎだ。ベンチ前でスタッフが抱き合い、観客は総立ち。精根尽きたヒーローのFW興梠はピッチに倒れ込んだ。
「残りわずかな時間に取れてよかった。ヘディングが強いわけじゃないのでニアでボールに触るしかなかった」
0-0の後半35分、MF関口の左クロスを興梠が右足でゴールに流し込んだ。ナビスコ杯は出場3試合で5発目。「ボールを奪われても6秒間は追いかける」との約束事をチームで守り、第1戦は屈した川崎をボール保持で圧倒した。
興梠は11、12年と鹿島で同杯を連覇中。「2つは鹿島で取ったもの。浦和で初めてのタイトルを取りたい」と個人的な3連覇はさておき、チームに歓喜をもたらす。(浅井武)