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<天皇杯:ソニー仙台2-2(PK2-1)鹿島>◇12日◇2回戦◇カシマ
4年ぶり5度目の優勝を狙った鹿島が、まさかの初戦敗退を喫した。宮城県代表のソニー仙台(JFL)を相手に、前半28分までに2点を先行される苦しい立ち上がり。前半のうちにFWダビとMFカイオの得点で追いついたものの「ビハインドの展開で体力を消耗した」(トニーニョ・セレーゾ監督)と、シュート32本を決められずPK戦にもつれこんだ。
PK戦は鹿島の先攻。1人目のMF小笠原満男が冷静に決めたが、2人目の野沢拓也から柴崎岳、中村充孝、山本脩斗が4人連続で失敗。対するソニー仙台は1、2人目が失敗したが3、4人目が決めた。天皇杯の初戦敗退は東京ガスに0-2で敗れた94年以来20年ぶりの屈辱となった。
試合後、セレーゾ監督は「J1に勝ちたいという相手の思いの方が上だった。PK戦はくじ引きのようなものだが、素直に相手をたたえなければならない」。主将の小笠原やGK曽ケ端は無言で会場を後にした。