http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20141112-OHT1T50299.html ◆キリンチャレンジカップ2014 ▽第1戦 日本―ホンジュラス(14日、愛知・豊田スタジアム) ▽第2戦 日本―オーストラリア(18日、大阪・ヤンマースタジアム長居)
内田が復帰戦で変わらない姿勢を見せる。ホンジュラス戦は、ブラジルW杯1次リーグ最終戦(対コロンビア)以来、約5か月ぶりの代表戦だ。「テスト色が濃い(試合と言われている)みたいだけど、選手は勝ちにこだわって、全部をピッチに置いてくればいい。それを(毎試合)繰り返せばいいだけ」と勝利にこだわる決意を口にした。
言い訳を最も嫌う男だ。アギーレ監督は日本人に不慣れな4―3―3を採用し、浸透には時間がかかる。今回がアギーレ・ジャパン初参加の“ハンデ”もあるが、「システムはどうでもいい。そういうところじゃない」と強調。違う競技をするのでなく、味方の足りないことを補い、相手の穴をつくサッカーに変わりはないと考えての発言だ。
さらに、今回は監督不在でミーティングも行われていない。「いくらボードで(シミュレーションを)やってもね。ピッチ上でできないから(ブラジル)W杯でもうまくいかなかった」と試合中に適応していく覚悟だ。「サッカーは中盤や中央だから、サイドの隅っこにいる自分ができることには限界がある」と言いながら、勝つために全力でプレーするのも変わらないはずだ。
1勝1分け2敗と黒星が先行と、アギーレ・ジャパンはなかなか結果を出せていない。内田がもたらすものは決して少なくない。(内田 知宏)