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2015年3月14日土曜日

◆負傷抱える内田、長友の招集も…ハリル監督「ケガをしていても会いたい」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?158775-158775-fl



 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ新監督が13日、都内で来日記者会見を行い、初陣となる27日のチュニジア戦(大分)、31日のウズベキスタン戦(東京)に向けたメンバー選考にも言及した。

「まだそれほど代表のことを深く知っていない」と率直に認める新指揮官は「リストとしては、少し今までと同じようになるかもしれない」と、昨年のブラジルW杯や今年1月のアジア杯のメンバーがベースになる可能性を示唆した。

 一方で、現在、故障を抱え、今月末の試合ではプレーできない可能性のある選手も招集し、合宿の中で直接コミュニケーションを取りたい考えを明らかにした。

「ケガをしている選手もいるが、ケガをしていたとしても、その選手と会いたいと思う。みんなのことを知っているわけではないし、私の意見や哲学、私の仕事の仕方などを伝えたいと思っている」

 6月に開幕するW杯予選まで時間がないからこそ、限られた代表活動の機会を無駄にしたくない。「完璧主義者」というハリルホジッチ監督らしい意向もあり、右膝に故障を抱えるDF内田篤人(シャルケ)や負傷離脱中のDF長友佑都(インテル)らも23日に始まる代表合宿に招集される可能性が出てきた。

 W杯、アジア杯に関しては全試合、映像を見て分析したというハリルホジッチ監督だが、今後はJリーグの視察にも力を入れるつもりだ。「明日、明後日にかけて何試合か見ようと思っている。できるだけ早く長所を見つけたい。もちろん、ビデオもたくさん使う。最初は少し難しい仕事になるかもしれない。ただ、それはすぐに解決すると思う」。新戦力の発掘にも意欲を見せる新監督は「もしかしたらメンバーは毎回変わってしまうかもしれない」と、時間をかけて選手を見極めていく考えだ。

「まず国内のサッカーをしっかり見たい。Jリーグには能力の高い若い選手がたくさんいると聞いている」。そう語ると、「できるだけたくさんの選手に可能性を与えたいと思っている。日本代表は、すべての人のためのものだ。ただ、そこに入る能力のある選手が入るということ」と、代表の門戸はすべての選手に開いていることを強調した。

(取材・文 西山紘平)