http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20151017-OHT1T50269.html
◆J1第2ステージ第14節 鹿島3―2柏(17日・カシマスタジアム)
鹿島が執念を見せた。2―2の試合終了間際、途中出場の新人FW鈴木優が左足で決勝点。「頭が真っ白になった」とガッツポーズを繰り返した。FW金崎がポストに激突しながら頭で2点目を押し込むなど「なんとしても勝ちたい」(DF昌子)という第2S制覇への思いが実を結んだ。
スタンドに2人の「レジェンド」がいた。94~96年に在籍した元ブラジル代表のレオナルド氏と、ジーコ元監督らの通訳を務めた鈴木國弘氏だ。鈴木氏は13年末に白血病で倒れ、寛解後初観戦。さまざまな面で闘病を支えてきたクラブ、選手は勝たなければいけない理由を背負っていた。
首位・広島に勝ち点差なしの2位をキープ。レオナルド氏も「前半どうなるかと思ったけど、本当に良かった」と笑み。MF中村は「勝つしかない。勝ち続ける」と逆転Vを信じて力を込めた。