http://www.sanspo.com/soccer/news/20151018/jle15101805010005-n1.html
明治安田J1第2ステージ第14節(17日、鹿島3-2柏、カシマ)鹿島の新星が劇的なV弾だ。2-2の後半ロスタイム、下部組織出身の19歳、FW鈴木優磨が右クロスを流し込んだ。今季2点目で勝利に導き、「頭が真っ白」。芝の上を両膝で滑るパフォーマンスも決めたが、「何も覚えていなくて。(金崎)夢生君にいじられました」と照れ笑いした。
優勝戦線に残った。Jリーグ創設以来、23年間J1で戦うチームは第2ステージ首位の広島と勝ち点31で並ぶ2位。年間勝ち点1位こそ消滅したが、第2ステージVでのチャンピオンシップ出場を狙う。31日にはナビスコ杯決勝を控え、J最多を更新する通算17冠目にも挑戦する。
この日は1994年から2年半鹿島で活躍した元ブラジル代表DFレオナルド氏も来場。96年生まれの鈴木は当時の記憶はほとんどないが、「新たな鹿島の1ページを刻みたい」。常勝軍団の魂を若武者が引き継ぐ。
鈴木 優磨(すずき・ゆうま)
1996(平成8)年4月26日生まれ、19歳。千葉・銚子市出身。鹿島ジュニアユース、鹿島ユースを経て2015年、トップチーム昇格。同年9月のG大阪戦でJ1デビューし、初得点を決めた。U-22日本代表候補。J1今季4試合2得点。1メートル81、70キロ。登録ポジションはFW。