http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20151101ddlk08050012000c.html
「久しぶりに強い鹿島アントラーズが戻ってきた」。埼玉スタジアムで31日行われたサッカーJリーグのヤマザキナビスコ杯決勝戦。アントラーズが大会2連覇を狙うガンバ大阪を3−0で降し、3年ぶり6回目のタイトルを手にした。アントラーズは大会最多優勝記録を更新した。
アントラーズが勝利を決めた瞬間、鹿嶋市宮中の大型ショッピングセンターのジーコ広場では、テレビを見ながら応援していたファンから大きな拍手がわき起こった。
前半はアントラーズが優位に試合を進めたが、両チームともに無得点。後半15分、MF小笠原満男選手の左コーナーキックをDFファン・ソッコ選手が頭で合わせ、アントラーズが先制。39分と41分にも追加点を挙げると、広場の盛り上がりは最高潮に達した。鹿嶋市宮下の無職、板垣国男さん(71)は「久しぶりの優勝だ。世代交代してきた若い選手に期待できる」と優勝を喜んだ。
橋本昌知事は「チーム一丸となって優勝を成し遂げられたことは、努力のたまものであり、県民にとっても大きな喜び」とする談話を出した。アントラーズが本拠地を置く同市の錦織孝一市長は「地域を代表するアントラーズが栄光をまた一つ増やした。17冠を達成したクラブの存在をうれしく思います」とコメントを寄せた。【岩本直紀、中里顕】