http://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20160211/400435.html
来シーズンから本拠地アンフィールドの観戦チケットの値上げが決まっていたリヴァプールが、ファンの抗議に応じる形で料金プランの改正と謝罪の声明を発表した。10日、クラブ公式サイトが伝えている。
リヴァプールは現在同スタジアムの改修工事を行っており、それに伴いこれまで59ポンド(約9500円)だったメインスタンドのチケット料金を来シーズンから77ポンド(約1万2000円)に値上げすると発表。ところがこれに抗議したサポーターが、6日に行われたサンダーランド戦の77分に「もうたくさんだ」とチャントを歌い、席を後にするという事態が起こっていた。
サポーターの抗議を受け、オーナーのジョン・W・ヘンリー氏、トム・ワーナー会長、マイク・ゴードン社長の3名は公式サイトで「我々は、チケット料金プランによって引き起こされる苦悩をお詫びしたいと思います」と謝罪の意を示した。
続けて、「我々は貪欲でサポーターのことを考えず、個人的な利益を得ようとしていると思われているが、真実はその逆です。我々はクラブの利益を個人的に使ったことは一度もありません。リヴァプールをサッカー界のトップに戻すという目的のためだけに働いています」と説明。
そしてチケット料金の値上げについては、「(サポーターの)反対により、我々の計画が間違っていたことが明確になりました」とコメント。協議の結果、来シーズンも1番高額のチケットは59ポンドのままに。また、1番高額のシーズンチケットも値上げはしないことに。その他、リーグ戦全試合で9ポンド(1500円)の席を用意するなど、新たなプランが発表された。