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2016年4月9日土曜日

◆【予想スタメン】鹿島は昨季王者を攻略できるか…広島はエースのウタカが3戦4発と絶好調(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160408/428840.html



■鹿島アントラーズ 連戦続きで疲労面が不安、昨季王者とは相性良し

 ナビスコ杯第3節のアウェイ名古屋グランパス戦では1点を先制されながらも、3ゴールを奪い、逆転勝利を収めた。攻撃の中心選手、遠藤康に今季初得点が生まれたことで、遠藤自身だけでなく、チームにも勢いが出てくるだろう。

 リーグタイトルを獲得した広島には、昨季リーグ戦で1勝1分の結果を残しており、試合内容も相手を上回るものだった。広島のスタイルに苦戦するクラブが多い中、鹿島はその攻略策を持っていると感じるような試合を続けている。リーグ戦第5節の川崎戦は1-1のドロー決着に終わったが、チャンスの質、シュート数、球際の勝負で凌駕し、勝利に値する内容を見せた。選手間同士で活発に意見交換する姿もよく見られるようになり、チームの状態は上向いてきている印象だ。

 ただ、リーグ戦の合間にナビスコ杯が行われる日程となり、状態に問題を抱える選手が増えてきたのも事実だ。37歳になった小笠原満男は、ナビスコ杯から中3日となる今回の広島戦をスキップする可能性がある。また、U-23日本代表の植田直通は、今年1月から休みなくフル稼働を続けており、広島戦で状態を考慮した措置が取られるかもしれない。永木亮太、三竿健斗、ブエノ、青木剛と代役はそろっているため、大きな心配には至らないとみられるが、優勝を目指す鹿島としては、できればベストメンバーで臨みたいところだ。(totoONE編集部)
 
■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
ブエノ
昌子源
山本脩斗
MF
遠藤康
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
金崎夢生
赤崎秀平

■サンフレッチェ広島 公式戦4連勝中で勢い十分、攻守でプラス要素が多数

 ここにきてようやく結果とシンクロし始めた。ACLとリーグ戦を合わせ、公式戦4連勝中。4試合で13得点1失点と素晴らしい数字も残している。不安定さを見せていた守備も、公式戦2試合連続完封中。佐々木翔の負傷による長期離脱は厳しいが、水本裕貴をはじめとするチーム全員でカバーできている。

 特に目立つのは、新加入のピーター・ウタカだろう。リーグ戦3試合連続得点中で4得点はリーグトップ。ゴールハントだけでなく、柔らかいパスと多彩なアイディアで攻撃を構築できるゲームメーカー的な要素も持つ実力の持ち主が、破壊力の源泉だ。

 ただ、活躍しているのはウタカだけではない。仙台戦でプロ初得点を含む2得点を演出した茶島雄介、ACL第4節のブリーラム戦で移籍後初得点を決めた宮吉拓実、同じくブリーラム戦で勝負を決める1アシストを記録した皆川佑介など、若手の台頭も顕著。実績組も、佐藤寿人が見事なスルーパスで宮吉のゴールをアシスト、柴崎晃誠も4試合で2得点2アシストと好調を維持している。浅野拓磨が負傷離脱し、野津田岳人が新潟への期限付き移籍となって戦力的な意味での心配も存在したが、その不安を結果で払拭している。

 気温38度という酷暑で戦った火曜日のACL。様々な交通事情から帰国が試合終了翌々日の朝となるなど、長距離移動から広島に戻ることもできずにアウェイ戦を迎える。厳しさは疑いようないが、勝利を重ねているという事実が広島のパワーの源泉となる。(紫熊倶楽部 中野和也)

■広島予想スタメン
3-6-1
GK
林卓人
DF
塩谷司
千葉和彦
水本裕貴
MF
ミキッチ
青山敏弘
宮原和也
柏好文
茶島雄介
柴崎晃誠
FW
ピーター・ウタカ