ページ

2016年10月2日日曜日

◆大迫、幻弾で3戦連発ならずも…王者バイエルンの開幕連勝止める千金ドロー(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?199931-199931-fl



[10.1 ブンデスリーガ第6節 バイエルン1-1ケルン]

 ブンデスリーガは1日、第6節2日目を行い、FW大迫勇也の所属するケルンは敵地で開幕5連勝中の王者バイエルンと対戦し、1-1で引き分けた。2戦連発中の大迫は2トップの一角で5試合連続の先発出場。3戦連発はならなかったが、後半43分までプレーし、勝ち点1獲得に貢献した。

 序盤からゲームを支配するバイエルンに対し、ケルンは我慢の時間が続く。前半23分にはカウンターからロングボールをFWアントニー・モデストが落とし、大迫がPA手前から右足でミドルシュート。しかし、これは力なく、GKマヌエル・ノイアーに正面でキャッチされた。

 押し込みながらゴールの遠いバイエルンだったが、前半40分、左サイドをオーバーラップしたDFフアン・ベルナトのクロスをMFジョシュア・キミッヒがダイビングヘッドで流し込み、先制点を奪った。

 後半もバイエルンがボールを支配するが、後半5分、ベルナトの左クロスに合わせたFWトーマス・ミュラーの左足シュートはゴール左へ。同10分にはDFハビ・マルティネスのシュートがポストに当たる場面もあった。

 すると後半18分、ケルンは右サイドからMFマルセル・リッセがアーリークロス。これにモデストが飛び込み、右足のジャンピングボレーで合わせた。身体能力を生かしたアクロバティックなシュートにノイアーも反応し切れず、値千金の同点ゴール。少ないチャンスを生かして試合を振り出しに戻した。

 ケルンは後半26分、スルーパスに抜け出した大迫が右足でゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。幻の勝ち越しゴールに思わず両手で顔を覆い、咆哮した。攻勢を強めるバイエルンは後半32分、MFシャビ・アロンソの左CKにミュラーが右足ボレーで合わせるが、GKティモ・ホルンが弾いたボールがポストを叩く。終盤は猛攻を見せたが、2点目を取り切れなかった。

 粘り強いディフェンスで王者の攻撃をしのいだケルン。後半アディショナルタイムにはカウンターから絶好のチャンスもあったが、FWジモン・ツォラーのシュートはわずかにゴール右へ。大金星とはならなかったが、敵地で1-1の引き分けに持ち込み、貴重な勝ち点1を獲得した。

 9月28日に行われた欧州CLのアトレティコ・マドリー戦(0-1)で今季公式戦初黒星を喫し、開幕からの公式戦連勝が8でストップしたバイエルンだが、これでリーグ戦も開幕5連勝でストップ。ケルンは3勝3分の無敗を守り、バイエルンを勝ち点4差で追っている。