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Jリーグは4日、東京都内でJ1~J3の合同実行委員会を開き、J1の大会方式を来季から3年ぶりに、年間勝ち点で優勝を争う1シーズン制に戻すことで合意した。12日の理事会で正式決定する。2ステージ制とチャンピオンシップの現行方式は今季限りとなり、2年で取りやめる。
現方式は優勝争いのヤマ場を増やすことによる注目度向上や収入増を狙って導入した。一定の成果は残したが、チャンピオンシップ出場条件の複雑さや過密日程への批判もあり、村井満チェアマンは「2ステージ制に賛否あることは認識していた。日程面の困難さが増した中での判断だ」と1シーズン制の再導入について説明した。
10年間で約2100億円の英動画配信大手パフォーム・グループとの大型契約を原資に、国際的な競技力向上を目指しJ1に手厚く投資する方針を確認。上位への賞金を増やし、優勝チームには総額10億円超とみられる強化配分金を新設する。アジア・チャンピオンズリーグの規定変更を見越し、外国人選手の登録規定も緩和する。
2020年東京五輪世代の強化にはYBCルヴァン・カップを活用する方向となり、若手の出場やベンチ入りを義務づける新ルールを検討する。