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好セーブを連発した37歳の守護神にも称賛の声。
12月14日、クラブワールドカップ準決勝で鹿島アントラーズはアトレティコ・ナシオナルから3点を奪って快勝し、アジア勢初の決勝進出を果たした。
序盤から主導権をナシオナルに握られ、度々ピンチを招いた鹿島だが、守護神の曽ケ端準を中心とした堅い守備は崩れることはなく、南米王者の猛攻を封殺した。
その粘り強い戦いぶりを、海外メディアも称賛している。
決勝で鹿島と対戦する可能性のあるレアル・マドリー関連の記事を多く掲載しているスペインの地元紙『AS』は、試合はナシオナルが優勢だったと伝えながら、「鹿島のハイレベルな守備陣は、ナシオナルに最後の局面で仕事をさせなかった」と、鹿島の統率された守備を評価した。
同じくスペインの『SPORT』紙は、「ナシオナルは決定力不足と鹿島のGK曽ケ端のハイパフォーマンスを前にクラブワールドカップでの希望を失った」とし、準々決勝のマメロディ・サンダウンズ戦に続いて好セーブを連発した37歳の守護神を称えた。
また同紙は、「日本サッカーにとって信じられないほど、歴史的な決勝進出だった」と鹿島の快勝劇と躍進を高く評価している。
試合中に起きたビデオ判定が物議を醸したこともあり、世界中にその名を知らしめ、またレベルの高さを印象付けた鹿島。クラブ・アメリカとR・マドリーの勝者と対戦する決勝で、さらなるサプライズを起こせるかに注目だ。