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2016年12月4日日曜日
◆【鹿島】V弾・金崎「いろいろ1年間ありましたけれど、いい形で終われて最高です」(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161203-OHT1T50256.html
◆明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ ▽決勝第2戦 浦和1―2鹿島=2戦合計2―2、アウェーゴール差で鹿島の優勝=(3日・埼玉スタジアム2002)
第1ステージ(S)優勝で年間勝ち点3位(勝ち点59)の鹿島が、アウェーで年間勝ち点1位(同74)で第2S優勝の浦和に2―1で勝利して2戦合計2―2とし、アウェーゴール差で09年以来7年ぶりJ最多8度目の優勝を決めた。鹿島は国内3大タイトル18冠。決勝ゴールとなるPKを決めたFW金崎は、CS準決勝に続きこの日も2得点で、チームの全得点と決める活躍を見せた。
金崎が、両手を広げてアウェーサポーター席前に駆けていった。1―1の後半34分、FW鈴木が獲得したPK。浦和のGKは大分時代のチームメートの西川だった。「ユウマ(鈴木)には悪いですけれど、もらいました」と金崎は、落ち着いてゴール左下隅に決めると、ベンチから飛び出してきた控え選手も一緒にサポーター席の前で喜んだ。
この日は1点を追う前半40分に、DF遠藤のクロスに頭から決めて同点ゴール。「ヤスがいいボールを上げてくれたので、飛び込むだけでした」と振り返った。
CSは金崎のための大会になった。準決勝では年間勝ち点2位の川崎相手にアウェーで決勝ゴールを決めた。そしてこの日も2得点でチームを優勝に導いた。
順風満帆のシーズンだったわけではない。“事件”が起きたのは8月20日、リーグ湘南戦(カシマ)。途中交代に納得がいかない金崎は、ベンチ前で石井監督に罵声を浴びせた。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)が「代表にふさわしくない」と問題視し、代表選出を見送る事態にも発展した。直接的な原因ではないが、石井監督は心労で一時休養した。「やってはいけないことだった」と全員に謝った。
その後は結果で返そうと必死だったが、「力が入りすぎ」(DF西)が原因で8試合1得点と不発に終わった。第1ステージ(S)優勝をけん引したエースの姿はなりを潜め、チームも第2S終盤4連敗。「オレ、もともと代表にふさわしくない選手だから」と自虐を込めて明かすことはあったが、ピッチに立てば誰よりも献身的で、チームの先頭に立って戦う姿勢は続け、結果を追い求めていた。
そして、タイトルをかけたCSで全3得点を決めて、チームに通算18個目のタイトルをもたらした。金崎は「いろいろ1年間ありましたけれど、いい形で終われて最高です」と喜んでいた。