テネリフェMF柴崎岳は19日のリーガ・エスパニョーラ2部第30節レウス戦でスペインデビューを果たした。クラブは今後も選手の適応に尽力する考えのようだ。地元メディア『オピニオン』が伝えている。
今冬の移籍市場で鹿島アントラーズからテネリフェに移籍した柴崎は、レウス戦でついにデビューを飾った。チームは0-1で12試合ぶりの敗戦。しかし柴崎にとっては、大きな一歩となった。
ようやく初出場の時を迎えた柴崎だが、試合後ミックスゾーンに姿を現すことはなかった。デビュー戦直後のコメントを取ろうと期待していたメディアは肩透かしを喰らった格好であるが、これは事前にクラブと同選手の代理人の間で取り決められたことだったという。
テネリフェは、先週スペインを訪れていた柴崎の代理人と話し合いの場を持ち、選手に沈黙を貫かせることで合意していた。それは選手をメディアの注目から守るため。クラブには日本人MFを新天地での適応に集中させたいとの思いがあったようだ。
しかしながらデビュー戦後にミックスゾーンに柴崎が現れなかったことで、メディア側からは少なからず不満の声が挙がった。そこでクラブは次節オビエド戦後、柴崎の公式会見を開くことを予定しているとみられる。
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