FIFA(国際サッカー連盟)の技術委員を務める元オランダ代表のマルコ・ファン・バステン氏が、昨年12月に行われたFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016を振り返り、準優勝だった鹿島アントラーズを称賛した。FIFAの公式HP『FIFA.com』がコメントを伝えている。
V・バステン氏は、アジア勢初の決勝進出を果たした鹿島について「彼らは非常にプロ意識が高く、経験豊富なチームだと感じた。優れた戦術面の規律を持ち、守備的に非常に良く組織されていたね」と高評価を与え、12月18日に行われたレアル・マドリードとの決勝について以下のように語った。
「彼ら(鹿島)は非常にレベルが高かった。レアル・マドリードでさえ、彼らを相手にチャンスを作り出すのは難しかったように見えた。そして、アントラーズがボールを持った時には非常に素早いカウンターアタックを見せていた。テクニックも非常に良かった」
「決勝は非常に面白い試合だったよ。2-2で終わった90分間は、非常にバランスが取れていた。これはアジアのサッカー、日本のサッカーに対する大いなる賛辞だ。鹿島アントラーズはヨーロッパの高いレベルの大会でも、容易にプレーをすることができると思うよ」
鹿島を手放しで称賛したV・バステン氏。アジアサッカー界の発展については「鹿島アントラーズの大半の選手が日本人だった。彼らが高いレベルでプレーをしているのだから、代表チームは向上を続けていくのみだろう。今も多くのアジアの選手がヨーロッパでプレーしているし、そのことがより良いレベルへの向上を手助けするはずだ」と、自身の見解を述べている。
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170307/559956.html