日本サッカー協会(JFA)は17日、JFAハウスにて第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の開幕記者会見および天皇杯返還式を行った。
近年は夏に1回戦を行っていた天皇杯だが、今季は4月22日に開幕を迎えるほか、2回戦から準々決勝まではすべて水曜日に試合を行うなど、日程面で大きな変化が見られる。
登壇した田嶋幸三JFA会長は、「まず、(日本)代表選手が出られる日程にしました。つまり、本当にベストなチームが出られる大会にしたいというのを最優先しました」と、その理由を説明。「水曜日開催にすることで、必ずしも収益がプラスになるわけではない。しかし、ベストなチーム同士が戦える環境にしていきたいということです」と、大会のレベルを高めることを目的としていると主張した。
会見後には、昨季王者の鹿島アントラーズから石井正忠監督とDF植田直通が出席し、天皇杯の優勝トロフィーを返還。植田は「正月に試合をするというのはなかなかないことで、テレビで見ていた世界なので、そこで優勝できたことは(今までの)自分にはない喜びでした」と昨季を振り返ると、「なので、またこのタイトルがほしいという気持ちになりました」と大会連覇に意欲を燃やした。
また石井監督も、「前年チャンピオンということは忘れて、1試合1試合、勝つことにこだわっていきます」と述べたうえで、「ガンバ大阪さんはこの大会で連覇を2回されていますが、うちも、まずは(初の)連覇を目指したいと思います」と意気込みを語った。
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