日本サッカー協会は17日、22日に開幕する『第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会』の開幕記者会見と天皇杯返還式を行った。このイベントに前回王者の鹿島アントラーズから石井正忠監督とDF植田直通が参加した。
今季から天皇杯は4月に開幕し、優勝賞金として支払われるチーム強化費が1億円から1億5000万円に増額する。また、J1とJ2のチームは6月21日の2回戦から出場し、2018年1月1日に行われる決勝戦は、初めて埼玉スタジアムで開催されることが決まっている。
鹿島公式サイトによると、会見に出席した石井監督は「天皇杯はJリーグのクラブに対して、アマチュアのクラブが必死に挑んでくるという構図ができています。対戦相手に関係なく『すべて勝つ』という意気込みが必要です。2回戦は6月ですが、できるだけ相手を分析していい準備をして臨みたいと思います」とタイトル防衛に意欲をみせた。
また、植田は「天皇杯優勝はとても大きな経験となりました。もう一度あの舞台に立って、優勝したい気持ちを強く持っています。初戦から気の抜けない戦いになります。相手の勢いを跳ね返す強い気持ちが必要です。チームが一つになって、連覇を目指して戦っていきます」と意気込みを語った。
なお、鹿島は6月21日にアルテリーヴォ和歌山とFCマルヤス岡崎の勝者とカシマサッカースタジアムで対戦する。
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