ページ

2017年5月27日土曜日

◆人件費は神戸がジャンプアップ増、浦和も増で2年連続トップ濃厚(ゲキサカ)




 Jリーグは26日、2016年度のクラブ経営情報の速報版を開示した。3月決算の柏レイソル、ジュビロ磐田、Y.S.C.C.横浜が未発表のため、3クラブを除く50クラブの情報が公表された。

 チーム人件費は全体で前年比約22億円の増加となった。増加は33クラブ、減少は15クラブだった(鹿児島は16年度のみのため比較なし)。DAZNによる放映権料の大幅増が注目されているが、16年度の人件費への影響はほぼないとされる。

 3月決算の3クラブが未発表のために暫定となるが、トップは昨年に続き浦和レッズで濃厚となった。15年度と比較しても約2億8400万円の増加。暫定2位のヴィッセル神戸に3億円超の差をつけた。

 前年比で最も増加したのはFC東京で約3億8400万円増。2番目がサガン鳥栖で約3億7100万円増加した。逆に大きく減らしたのがサンフレッチェ広島で、約2憶5600万円減。J2ではジェフユナイテッド千葉も1億4600万円減らした。

 そして近年の数字を見ると、神戸の“ジャンプアップ増”に目が行く。14年度は約13億4800万円だったが、15年度は約17億6700万円。そして16年度は全体で2位の約20億6800万円となった。神戸は今夏にはFWルーカス・ポドルスキの加入も発表になっており、今年度の人件費にも注目が集まりそうだ。

▽暫定チーム人件費ランキング

■J1人件費(前年比)
1.浦和 23億8100万円(+2億8200万円)
2.神戸 20億6800万円(+3億100万円)
3.FC東京 20億2500万円(+3億8400万円)
4.名古屋 19億8400万円(▲1億200万円)
5.横浜FM 19億6600万円(+1億600万円)
6.鹿島 19億2900万円(▲9400万円)
7.G大阪 19億円(▲5600万円)
8.川崎F 16億4300万円(▲4200万円)
9.広島 15億5300万円(▲2億5600万円)
10.鳥栖 14億7600万円(+3億7100万円)
11.大宮 14億1100万円(+5100万円)
12.新潟 12億2000万円(+8200万円)
13.仙台 11億8700万円(+1億5600万円)
14.福岡 9億3700万円(+3億1100万円)
15.湘南 7億9800万円(+9900万円)
16.甲府 7億3600万円(0)
合計 252億1400万円(+15億9300万円)
※柏、磐田が未発表

■J2人件費
1.C大阪 14億9400万円(▲2900万円)
2.清水 14億7300万円(▲5300万円)
3.京都 9億6500万円(+1億6900万円)
4.千葉 8億9900万円(▲1億4600万円)
5.松本 8億6300万円(+4200万円)
6.徳島 7憶3100万円(+4700万円)
7.札幌 7億300万円(+1億5300万円)
8.岡山 5億6800万円(+5900万円)
9.横浜FC 4億6400万円(+4000万円)
10.東京V 4億3600万円(+5900万円)
11.山形 4億2900万円(▲7400万円)
12.岐阜 4億1900万円(▲4900万円)
13.北九州 3億4300万円(+6000万円)
14.長崎 3億2200万円(▲2600万円)
15.熊本 3億1500万円(+1300万円)
16.愛媛 3億600万円(+3900万円)
17.金沢 2億9600万円(+5900万円)
18.讃岐 2億8700万円(+4800万円)
19.水戸 2億6200万円(+1300万円)
20.山口 2億3100万円(+1億4100万円)
21.群馬 2億2800万円(+2600万円)
22.町田 1億8900万円(+3900万円)
合計 122億2300万円(+6億3000万円)

■J3人件費
1.長野 2億8100万円(+6700万円)
2.大分 2億6600万円(▲1億円)
3.栃木 2億2800万円(▲5600万円)
4.富山 1億9100万円(▲700万円)
5.鳥取 1億4200万円(+4200万円)
6.福島 1億2000万円(+2300万円)
7.鹿児島 1億1900万円(―)
8.秋田 9400万円(+1200万円)
9.盛岡 8700万円(▲100万円)
10.琉球 8400万円(+800万円)
11.相模原 8000万円(+1000万円)
12.藤枝 3200万円(+900万円)
合計 16億500万円(+7000万円)
※YS横浜が未発表

(取材・文 児玉幸洋)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?217232-217232-fl