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2017年10月26日木曜日
◆鹿島、連覇夢散…ロスタイム追いつかれPK戦負け/天皇杯(サンスポ)
天皇杯全日本選手権第7日(25日、神戸ユニバー記念競技場ほか)J1勢による準々決勝4試合が行われ、前回覇者の鹿島が神戸に敗れて姿を消した。鹿島は日本代表DF昌子源(24)のゴールで先制したが、終盤に追い付かれ、1-1のまま突入したPK戦に4-5で敗れた。神戸は17大会ぶりの4強。横浜Mは磐田を1-0で退け、2大会連続のベスト4。C大阪は大宮に2-0で快勝し6大会ぶり、柏は前回準優勝の川崎を1-0で破り2大会ぶりに準決勝へ進んだ。準決勝は12月23日、決勝は来年元日に埼玉スタジアムで開催される。
連覇の道が閉ざされ、日本代表DF昌子は天を仰いだ。後半ロスタイムに追い付かれ、PK戦の末に敗退。こみ上げる悔しさを糧に、リーグ戦でのタイトル獲得を誓った。
「勝たないと意味がない。(勝利を)口で言うのは簡単。次で(勝利をファンに)みせないと」
前半は昌子が守備を統率し、元ドイツ代表FWポドルスキ擁する神戸の攻撃を完封。0-0で迎えた後半18分には、左CKの流れからMF小笠原のラストパスを受け、自ら右足で先制点を決めた。これを機に徐々に攻勢を強めたが、あとが続かず。後半ロスタイムに悪夢が待っていた。FWハーフナーに同点弾を決められ、1-1のままもつれ込んだPK戦の末、力尽きた。
天皇杯と、首位に立つリーグ戦の2冠を狙っていた鹿島。21日のJ1横浜M戦はミスを連発して2-3で敗戦。2位川崎に勝ち点2差まで詰め寄られた。左膝痛の日本代表DF植田と、腰痛のエースFW金崎が欠場。横浜M戦から先発8人を入れ替えて臨んだが、“負の連鎖”を断ち切ることはできなかった。
ルヴァン杯も既に敗退しているため、今季獲得可能なタイトルはリーグ戦のみとなった。「悔しい気持ちでいっぱい。最後の締め方が思った通りにいかなかった。内容は悲観するものではない」と大岩監督は気持ちを切り替えた。リーグ戦の残りはあと4試合。敗退が決まっても声援を送り続けたサポーターのために、残る“獲物”は逃さない。 (一色伸裕)
鹿島、連覇夢散…ロスタイム追いつかれPK戦負け/天皇杯