[12.2 J1第34節 磐田0-0鹿島 ヤマハ]
とにかく1点が欲しい。気持ちもプレーも前がかりとなった終盤、鹿島アントラーズが決定機が訪れた。後半42分、DF伊東幸敏の右クロスがファーサイドまで届くと、フリーでDF山本脩斗が飛び込む。しかし頭に当てたシュートは枠上に大きく外れていった。
ピッチにいた鹿島のイレブン、そしてベンチの大岩剛監督も頭を抱えた場面。この場面の振り返りを求められた山本は「そこを決めきれなかったので、余計に悔しさが増します」と無念を語った。
「1年間通してチームで優勝を目指してきた。最後にそれが叶わなかったので、力が足りなかったのかなと思います」
山本は先日発表になったE-1選手権を戦う日本代表に初選出。鹿島での今季は終わってしまったが、すぐに日本代表としての戦いを控えるだけに「選ばれたからにはチャンスだと思うので、自分の持ち味をしっかり出して、チームとしても大会なので、優勝したいなと思います」と必死に気持ちを切り替えていた。
(取材・文 児玉幸洋)
後半42分の決定機決められず…鹿島DF山本脩斗「余計に悔しさが増します」