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2018年2月24日土曜日

◆トップは勝率7割のあのチーム…J1開幕戦勝率ランキング(サッカーキング)




 2018明治安田生命J1リーグがいよいよ幕を開ける。長いシーズンに向け、どのチームも開幕戦での勝利を求めているはずだが、過去のデータを紐解くと開幕戦を得意とするチーム、苦手とするチームが存在している。J1リーグ開幕戦の勝率ランキングをもとに注目カードを紹介する。

■J1リーグ開幕戦勝率ランキング

1位 ベガルタ仙台 70%
2位 FC東京 64.7%
3位 鹿島アントラーズ 64%
4位 川崎フロンターレ 57.1%
5位 ヴィッセル神戸 52.6%
6位 横浜F・マリノス 52%
7位 サガン鳥栖 50%
8位 柏レイソル 47.6%
9位 清水エスパルス 45.8%
10位 サンフレッチェ広島 43.5%
11位 名古屋グランパス 41.7%
12位 ジュビロ磐田 40.9%
13位 ガンバ大阪 37.5%
14位 浦和レッズ 33.3%
15位 セレッソ大阪 29.4%
16位 コンサドーレ札幌 16.7%
17位 湘南ベルマーレ 10%
18位 V・ファーレン長崎 0%(※初昇格)

トップに立つのは勝率70パーセントを誇るベガルタ仙台。今季がJ1在籍10シーズン目とやや対象試合が少ないこともあるが、過去10シーズンで開幕戦を落としたのは2014年の一度だけ(アルビレックス新潟に1ー2で敗戦)。オープニングマッチで抜群の勝負強さを発揮している。

2位につけるのはFC東京でこれまでの戦績は17戦11勝。直近5シーズンこそ2勝2分け1敗と凡庸な数字だが、初昇格した2000年から7シーズン連続で開幕戦勝利というリーグ最多記録を保持している。「オリジナル10」であり、J2降格経験がない鹿島と横浜FMが勝率5割を超えているのはさすがの一言。昨季王者の川崎は順位こそ4位にとどまったが、過去14シーズンでわずか2敗と黒星の少なさが際立つ。

一方、J1優勝経験もある磐田やG大阪、浦和は意外にも開幕戦の勝率が悪く、その数字は5割に届いていない。磐田は2007年から2010年まで4連敗、浦和は2008年から2012年まで5連敗と、それぞれ開幕戦で勝てない時期があったことが通算成績に響いている。

下位に沈む札幌と湘南はともに過去1勝のみと開幕戦は“鬼門”。両クラブともJ1の開幕戦では10年以上も白星から遠ざかっている。J1初昇格の長崎は、開幕戦での初勝利を目指す。

■勝率で見るJ1開幕戦の注目カード

FC東京(11勝3分け3敗 28得点・18失点 勝率:64.7%)
vs
浦和レッズ(8勝2分け14敗 24得点・34失点 勝率:33.3%)

実は浦和がアウェイで開幕を迎えるのは今年で11年連続。浦和サポーターは2008年の横浜FC戦を最後に埼玉スタジアムでリーグ開幕を迎えることができていない。さらに30パーセント強の開幕戦勝率もアウェイに限るとその数字は22.2パーセントまで落ち込み、FC東京との間には数字上大きな開きがある。もっとも、直近5シーズンに限れば4勝1敗と好調で、昨シーズンの横浜FMに破れるまで開幕戦で4連勝を飾っていた。若い選手、若いサポーターにはさほど開幕戦に苦手意識はないのかもしれない。

ベガルタ仙台(7勝2分け1敗 10得点・3失点 勝率:70.0%)
vs
柏レイソル(10勝4分け7敗 33得点・22失点 勝率:47.6%)

昨季のリーグ順位を見ると柏が4位、仙台が12位と大きな差があるが、開幕戦の勝率では仙台に分がある。また、昨季はルヴァンカップを含めて3度対戦し、仙台が1勝2分けと相性の良さを見せた。AFCチャンピオンズリーグから中4日で迎える柏は日程的に不利だが、すでに公式戦3試合を消化して“臨戦態勢”が整っている点を生かしたいところだ。

ジュビロ磐田(9勝4分け9敗 26得点・25失点 勝率:40.9%)
vs
川崎フロンターレ(8勝4分け2敗 25得点・12失点 勝率:57.1%)

J1王者の川崎はFUJI XEROX SUPER CUPの敗戦、AFCチャンピオンズリーグでの連敗と苦しい船出を強いられたが、リーグ開幕戦は現在3連勝中、それもすべてアウェイ戦勝利と近年は初戦で確実に勝利している。得意の開幕戦で今季初白星をつかみ、連覇に向かいたいところだ。対する磐田は直近の10シーズンでわずか1勝とJ1開幕戦を苦手としているが、王者を叩いていいスタートを切れるだろうか。


トップは勝率7割のあのチーム…J1開幕戦勝率ランキング