ロシア・ワールドカップでは最後の最後でメンバー落ち。日本代表MF三竿健斗(鹿島アントラーズ)にとって、キリンチャレンジカップのコスタリカ戦(吹田S)は自身の存在意義を再び示すための一戦となる。
ロシアW杯に臨む27人の予備登録メンバーに選ばれながらも、本大会に向かう23人枠から落選。「4年後に出たいのはもちろんそうですが、毎回呼ばれること、そこで継続的に自分のプレーを出すことが大事」と決意を新たに代表へ戻ってきた。
新体制初陣を翌日に控えた10日、指揮官は「チームとしてうやるべきことと自分の特長を最大限に出そう」と選手たちを鼓舞。合流直後に「他の人にはない武器がある」と自信をのぞかせていた三竿は「明日の試合だけに集中している」と過去は振り返らず、目の前の試合にモチベーションを高めている。
守備的なポジションを幅広くこなし、力強いボール奪取が代名詞の22歳だが、日本代表ではボランチ出場が濃厚。「僕がボールを奪うということは相手が前掛かりになっているか、ボランチが出てきている場合。そこに素早く縦パスを入れることが大事になる」と持ち味を生かすイメージはできているようだ。
森保ジャパンの活動はようやく1週間が過ぎたばかりだが、「コンビネーションは練習から出ているし、あとは海外の選手を相手にどう出せるか」と手応えを表明。「今の時点での最高のパフォーマンスを出し、チームとして最高のつながりを出すために最高の準備をする」と力強く意気込んだ。
(取材・文 竹内達也)
|
◆イメージは万全? 三竿健斗「僕がボールを奪うということは…」(ゲキサカ)