クラブワールドカップ(W杯)で、J1鹿島アントラーズは19日(日本時間20日未明)にUAEのアブダビで行われる準決勝でレアル・マドリード(スペイン)と対戦する。初戦で最優秀選手に選ばれた土居は「消極的なプレーからは何も生まれない」と果敢な姿勢で強敵に挑む。
鹿島の下部組織で育ち、2011年にトップチームに昇格した。高卒で加わった昌子や柴崎(現ヘタフェ)らハイレベルな同世代と切磋琢磨(せっさたくま)し、昨年12月には日本代表デビューも果たした。スピードを生かした抜け出しや、鋭いドリブルを武器とするアタッカーだ。
15日のグアダラハラ(メキシコ)戦ではカウンターから永木のゴールをアシストし、さらに鋭いターンで相手DFを慌てさせてPKを獲得。逆転勝ちに貢献し「動きは悪くないので、続けていければ」と手応えを感じている。
Rマドリードには16年大会の決勝で延長の末に敗れた。「前回は『レアルとやれるのか』と、ファンみたいな気持ちだった。でも今回は違う。絶対に勝ちたい」と勝負師の顔つきで口にする。苦戦は覚悟の上。神経を研ぎ澄ませ、ワンチャンスに懸ける。
◆土居、レアルに挑戦「今回は違う。絶対に勝ちたい」(ニッカン)