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2018年2月12日月曜日

◆柴崎は前回対戦の再現ならずも…耐えたヘタフェ、カンプ・ノウでバルサとドロー(ゲキサカ)





[2.11 リーガ・エスパニョーラ第23節 バルセロナ0-0ヘタフェ]

 リーガ・エスパニョーラ第23節3日目が11日に開催され、MF柴崎岳が所属するヘタフェがバルセロナのホームに乗り込み、0-0で引き分けた。2試合ぶりにスターティングメンバーに名を連ねた柴崎は後半43分までプレー。昨年9月16日にヘタフェのホームで行われた第4節の前半39分に、美しい左足ボレーでリーガ1部初ゴールを記録していた柴崎だったが、前回対戦の再現とはならなかった。

 DFサムエル・ウムティティを出場停止で欠くバルセロナは、DFジェラール・ピケもベンチスタートとなり、CBはDFリュカ・ディーニュと今冬加入したDFジェリー・ミナが組むこととなった。序盤からバルセロナがボールを保持して試合を進める中、ヘタフェは縦に速い攻撃からゴールに迫ろうとする。

 前半26分にはバルセロナが好機を創出。右サイドからMFセルジ・ロベルトが送ったグラウンダーのクロスが、逆サイドのDFジョルディ・アルバまで流れると、折り返しのこぼれ球からフリーになったFWルイス・スアレスが右足で狙うが、シュートはゴール右に外れてしまった。

 前半40分にはヘタフェがゴールに迫り、MFフランシスコ・ポルティージョのパスからミナとの1対1を迎えたFWアンヘル・ロドリゲスがフィニッシュまで持ち込むが、ネットを揺らすには至らず。さらに同41分にはポルティージョとのパス交換から柴崎がフリーでPA内に侵入したものの、折り返しはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンにキャッチされてしまった。

 0-0のまま後半を迎えても、バルセロナが圧力を掛け続けるが集中力を保ったヘタフェの守備を崩し切れず。同10分にはFWパコ・アルカセルのパスに滑り込んだL・スアレスが狙うも、シュートはゴール左に外れる。さらに同13分にはMFコウチーニョがPA外から枠を捉えたシュートを放ったが、GKビセンテ・グアイタに横っ飛びで阻まれてしまった。

 後半15分にはヘタフェがカウンターを発動させ、後方からのパスで抜け出した柴崎が、テア・シュテーゲンのポジションが前に出ているのを見逃さずにミドルレンジから狙うが、シュートは枠を捉え切れず。すると同17分にバルセロナベンチが動き、コウチーニョとP・アルカセルに代えて、MFアンドレス・イニエスタとFWウスマン・デンベレを同時投入。さらに同37分にはMFセルヒオ・ブスケツに代えてMFパウリーニョをピッチに送り込んで状況を打開しようと試みる。

 その後もバルセロナがヘタフェゴールをこじ開けようとするが、後半アディショナルタイムのL・スアレスのヘディングシュートがグアイタに弾き出されるなど最後まで得点は生まれず。0-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。


柴崎は前回対戦の再現ならずも…耐えたヘタフェ、カンプ・ノウでバルサとドロー


◆【金沢】梅鉢「試合に出てナンボ」…鹿島から新加入「やれることある」(報知)





 J2ツエーゲン金沢MF梅鉢貴秀(25)は今季、J1鹿島から完全移籍で加入した正ボランチの有力候補。鹿島で同僚だった日本代表FW金崎夢生(28)のプレーに憧れ、背番号は金崎がつけていた「33」を選んだ。常勝軍団で磨いたパスセンスと堅守を武器に、新天地では出場試合数を重ねて勝利に貢献する。(取材・構成=竹内竜也)

 まずはピッチに立つ。梅鉢の目標は明確だ。

 「試合に出てナンボ。試合に出て何かを残し、チームが勝てるようにする。勝負事は相手のあることだけど、自分が出ることでやれることはある」

 2011年にJ1鹿島でプロのキャリアをスタートさせた。13年には自己最多となるリーグ戦10試合出場2得点も、昨季は出場なし。16年に1年間J2山形に期限付き移籍したが、今回は初の完全移籍となる。

 「(金沢の柳下正明)監督が僕のプレーを知った上で評価してくれたので『自分のプレーをすればいいんだ』という気持ちで、リラックスできている。監督の厳しいトレーニングも、自分には合っている」

 背番号は33を選択。鹿島で昨季まで金崎がつけていた(今季は10)番号だ。

 「空いている番号でパッと見て『いいな』と思った。金崎夢生くんがつけていたというのもある。彼のプレーはチームにいい影響を与える。僕もそういう存在になりたい。(33だけに)勝ち点『3』を重ねたいですね」

 鹿島の同期入団には日本代表DF昌子源、同MF土居聖真、スペイン・ヘタフェMF柴崎岳(いずれも25)がいる。

 「彼らが活躍するから刺激になる、という感覚はないかな。もちろん仲はいいですし、特別な感情はありますよ」

 的確なパスや粘り強い守備には定評がある。期待してくれている金沢サポーターを喜ばせたい気持ちは強い。

 「(サッカーに)真剣に、誠実に取り組むことが期待に応える唯一の道だと思う。僕はそれをやっている。ピッチでプレーする姿を楽しみにしてもらえれば」

 ◆梅鉢 貴秀(うめばち・たかひで)1992年6月8日、大阪・高槻市生まれ。25歳。2011年、関大一高からJ1鹿島に入団。16年にJ2山形に期限付き移籍し、昨季は鹿島に復帰。J1リーグ戦通算27試合出場2得点、J2リーグ戦通算4試合出場無得点。177センチ、67キロ。血液型A。独身。好きなタイプは女優の吉岡里帆。趣味は推理小説「浅見光彦シリーズ」を読むこと。


【金沢】梅鉢「試合に出てナンボ」…鹿島から新加入「やれることある」


◆【鹿島】コロンビア代表MF封じ!昌子&植田の代表コンビが上海申花戦でハリルにアピール(報知)





 ACLの1次リーグでH組の鹿島は、日本とロシアW杯1次リーグで同組のコロンビア代表MFジョバンニ・モレノ(31)ら強力外国人を擁する上海申花(中国)と14日に対戦する。DF昌子源(25)、DF植田直通(23)の日本代表コンビが難敵を封じ、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)に猛アピールする。

 ◆「センターバック中心に」

 鹿島は11日、鹿嶋市内で1時間半の調整を行った。数的不利な状況下での守備練習を繰り返し、意見をぶつけ合いながら選手同士の距離間、パス出しのタイミングの確認を徹底。昌子は「ホームでは絶対に勝つ」、植田は「センターバックが中心となって戦う」と闘志をたぎらせた。

 ◆MFで26戦15発

 上海申花は日本がW杯初戦で戦うコロンビア代表のMFモレノが攻撃の中心。昨季リーグ戦で26試合15得点を記録した192センチの司令塔は、代表でもこの1年間で6試合に出場し、直近2試合で先発出場するなど主力級の働きを見せている。トップ下、サイドMF、センターFWでプレー可能なレフティーだ。

 ◆グアリン、マルティンスも

 また、同代表として57試合に出場し、かつてセリエAのインテルで5季プレーしたMFフレディ・グアリン(31)が中盤に君臨。日本の第2戦の相手・セネガルと同じアフリカの元ナイジェリア代表快足FWオバフェミ・マルティンス(33)も昨季13試合7得点と健在だ。昌子は「確実に仕留めてくる選手が前線にいる」と警戒し、植田も「外国人選手を生かすサッカーを展開するのは間違いない」と続いた。

 ◆ハリルは対外国人能力重視

 昨季のACLで浦和DF槙野智章(30)が元ブラジル代表FWフッキ、同MFオスカル(ともに上海上港)を封じて評価を上げたように、ハリル監督は対外国人の能力を重視する。「鹿島のためにプレーすることがW杯につながる」と語る昌子にとっては定位置奪取、植田にとっては23人のメンバー入りへ絶好のアピールの機会。“仮想W杯”とも言える一戦で鹿島を勝利に導き、ハリル監督をうならせる。(岡島 智哉)


【鹿島】コロンビア代表MF封じ!昌子&植田の代表コンビが上海申花戦でハリルにアピール


◆【鹿島】全体練習後に“大岩塾”開催 犬飼&町田の両センターバックに指揮官熱血指導(報知)





 鹿島は11日、鹿嶋市内のクラブハウスでACL開幕戦・上海申花戦(14日・カシマ)に向けた練習を行った。

 DF植田直通が「いよいよという気持ち。厳しさもより出てきた」と語ったように、実践形式のトレーニングでは激しいマッチアップや選手同士の積極的な意見交換が繰り返された。

 約1時間行われた全体練習後には、大岩剛監督が清水から加入のDF犬飼智也、東京五輪世代のDF町田浩樹の2人を呼び寄せ、身ぶり手ぶりを交えながら約5分間指導する場面が見られた。

 町田は「監督もセンターバック出身なので。体の向きなどの個人としての動きの話でした」と振り返り、犬飼は「鹿島の守り方については理解できている。ただ自分はセンターバックなので、(他選手に守り方を)発信していかないといけない立場。よりスムーズに動けるようにならないといけない」と意欲を示した。


【鹿島】全体練習後に“大岩塾”開催 犬飼&町田の両センターバックに指揮官熱血指導


◆鹿島・昌子「勝つこと」強調 ACL1次L突破へ気合の戦術練習(スポニチ)





 鹿島は14日のホームでのACL1次リーグ初戦・上海申花戦に向けて戦術練習を行った。

 初戦だけに日本代表DF昌子は「“勝ち癖”や流れが今は大事。内容が悪くても、何よりもまず勝つこと」と強調した。4チーム1組で競う1次リーグは本拠3、敵地3の計6試合を戦う。「ホームとアウェーで全然強さが違うチームもある。ホームで勝ち点3はマスト。あとはアウェーでいかに勝ち点を拾えるか」と突破への道筋を算段。「頑張るしかない」と気合を入れた。

鹿島・昌子「勝つこと」強調 ACL1次L突破へ気合の戦術練習