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2018年5月23日水曜日

◇東海大相模-常総学院 スコアボード故障 手動式BSO表示(茨城新聞)


カウントボードを持ち、試合を見守る関係者ら=千葉県野球場


○…東海大相模-常総学院の試合前に千葉県野球場のスコアボードが故障し、選手名やストライク、ボールなどの表示ができない状態になった。

大会本部はイニング終了後に得点を場内アナウンスし、三回途中からは係員がスコアボード下で手動式のBSO表示を設置した。五回にスコアボードが復旧すると、観客から大きな歓声と拍手が起こった。


第70回春季関東高校野球 <準々決勝>
2018/05/21 千葉県野球場
開始時間(10:00) 終了
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
常総学院 1 1 0 0 2 2 0 0 1 7
東海大相模(神奈川推薦) 1 1 0 0 1 0 0 0 0 3
【常総学院】 岡田、谷田部-菊地
【東海大相模(神奈川推薦)】 諸隈、浅海、青柳、遠藤-萩原

▽本塁打 水野、菊地、斉藤
▽二塁打 菊地
▽暴投 谷田部
▽試合時間 2時間20分
▽審判 東城、今出川、奥脇、隅川




東海大相模-常総学院 スコアボード故障 手動式BSO表示

◆【あの代表監督の成功と失敗】誰もが「どっきりカメラでしょ」と疑ったスター、ジーコ氏の監督就任 視聴率高騰と裏腹の得点力不足…(zakzak)





★ジーコ(上) 

 トルシエ監督の下で、2002年日韓共催W杯ベスト16に進出。しかし日本サッカー協会が次期監督としてオファーしたのは、4年前と同じアーセン・ベンゲル氏(68)=当時アーセナル監督。そして、答えもまた4年前と同じ「NON!」だった。

 協会会長に就任したばかりの川淵三郎氏(81)=現キャプテン=は、当時副会長の大仁邦弥名誉会長(73)に「ジーコと交渉してみては?」と提案した。

 しかし、極めて不安定な立場の代表監督を毛嫌いしていたジーコが受諾するとは誰も思わなかった。複数のJ1鹿島関係者も「ジーコが日本代表監督になると聞いた瞬間、みんな『どっきりカメラでしょ』とか言っていました」と苦笑。

 一転首を縦に振った理由を、ジーコは「(現役の最後を飾った)日本サッカーへの恩返しだった」と振り返っている。

 スーパースターのジーコが日本代表監督に就任したというニュースは、あっという間に世界を駆け巡った。さらに中田英寿氏(41)、中村俊輔(39=磐田)、稲本潤一(38=札幌)、小野伸二(38=同)の日本版「黄金のカルテット」も来るべき06年W杯ドイツ大会には旬を迎える。

 人気と期待が高まり、初采配(02年10月16日、ジャマイカ戦)のテレビ平均視聴率は26・7%。これは先月9日に電撃解任されたハリル・ジャパンの約2倍。W杯アジア最終予選開幕戦(05年2月9日、北朝鮮戦)はなんと47・2%に達した。

 一方で、得点力不足に悩まされ、解任の危機もあった。W杯1次予選のアウェーのシンガポール戦(04年3月31日)は分岐点だった。残り6分、中村俊に代わった途中出場の藤田俊哉氏の決勝ゴールで2-1と辛勝。

 川淵キャプテンは「あの試合に負けたら、ジーコは解任と決めていた」と明かす。それほど、ジーコジャパンは追い込まれていた。(夕刊フジ編集委員・久保武司)




【あの代表監督の成功と失敗】誰もが「どっきりカメラでしょ」と疑ったスター、ジーコ氏の監督就任 視聴率高騰と裏腹の得点力不足…




◆国内組最多となるアントラーズの3人は、 W杯メンバーに生き残れるか(Sportiva)





 西野朗監督が就任して最初の日本代表メンバーが発表された。

「最初の」とはいうものの、この中からワールドカップ本大会の登録メンバーが選ばれる可能性は高く、ある意味「最初にして最後の」である。当然、その顔ぶれがどんなものになるのかは、大きな注目を集めた。

 結果は、(予想されたこととはいえ)海外組が大勢を占めた。発表された27人のうち、海外組が17人。国内組は10人にとどまった。

 しかも、国内組の内訳はGK2人、DF4人、MF4人と、後方のポジションに偏っている。すなわち、海外組だけではまかないきれないポジションを国内組が埋めるという、何とも寂しい図式である。

 そんななか、”ひとり気を吐く”のが、鹿島アントラーズ勢だ。DF昌子源、植田直通、MF三竿健斗と、1クラブだけで国内組の3割を占めた。ワールドカップ出場の回を重ねるごとに劣勢となっていく国内組にあって、最後の砦とも言うべき存在になっている。

 3人の中では最も日本代表経験が豊富な昌子は、「選ばれたことは素直にうれしいが、まだ(ワールドカップ登録メンバーの)23人に選ばれたわけではない。自分は23人に入るか、入らないかのライン上。練習から100%のプレーをしたい」と、意気込む。

 とはいえ、ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の電撃解任後、初めての代表招集ということには複雑な思いもあるようで、「監督が代わるのは選手の責任でもある」と昌子。「自分は鹿島でも(監督交代を)経験しているが、危機感を持たなければいけない」と、気を引き締めてキャンプに臨む覚悟でいる。

 西野監督就任後の初キャンプとあって、新監督がどんなサッカーを志向するのかが注目されるが、それは選手も同じこと。昌子はガンバ大阪のジュニアユース出身ながら、「ガンバ時代の西野さんのサッカーはあまり見ていないので、(今回が)初見に近い」。だからこそ、「順応性が求められる。4バックであろうと3バックであろうと、どちらにも対応しないといけない」と語る。

 もちろん選手たちは、ワールドカップメンバーに選ばれたい、という気持ちが強いだろうが、だからといって、そればかりに意識が集中しては意味がない。今回のキャンプはワールドカップ前の最後の国内キャンプであり、本来なら最終調整段階である。それだけに、チームとしての戦術を少しでも深く浸透させる必要がある。

 特にディフェンスは攻撃以上に、「個人で守るというより戦術で守る」(昌子)という部分が大きくなるため、DFの選手にとっては西野監督がどんなサッカーをするのかは気になるところだろう。

 その点では、昌子と植田はセンターバックとして、三竿はボランチとして、いずれも守備的なポジションで普段から一緒にプレーしている鹿島勢には、アドバンテージがあるかもしれない。本番までの準備期間が短いからこそ、彼らの存在の重要度が増すはずだ。

 ただ、そこで少々気になるのは、鹿島自体の調子があまりよくないことだ。

 AFCチャンピオンズリーグでこそベスト8進出を果たしたものの、優勝候補の筆頭格と目されたJ1では大苦戦。第15節終了時点で5勝6敗3分けと黒星が先行し、勝ち点18の11位に沈む(鹿島はACL開催の関係で1試合消化が少ない)。優勝どころか、J2降格圏がちらつく低迷ぶりだ。

 ワールドカップ開催にともなうJ1中断期間前のラストゲームとなった第15節ベガルタ仙台戦でも、試合開始早々の2分に失点するなど、不甲斐ない内容で1-2の敗戦。前節まで2連勝していただけに、連勝を続けたままワールドカップへ向かいたいところだったが、痛い結果となった。昌子も「少しでも上の順位で中断を迎えたかった。この中断をプラスに変えないといけない」と、険しい表情で語気を強める。

 それでも、今は気持ちを切り替えて、大舞台へ向かう準備へと入らなければならない。23歳にしてワールドカップ出場のチャンスを手にしようとしている植田が語る。

「しっかりとメンバーに選ばれるよう力を出し切りたい。これを経験できるかどうかで人生が変わる。絶対に選ばれたい」

 仙台戦をケガで欠場した三竿も、鹿島の大岩剛監督によれば、「今日も練習ができているので、おそらく大丈夫」とのこと。指揮官の言葉はやや歯切れが悪く、不安をまったく感じないわけではないが、予定どおりキャンプには合流できる見込みのようだ。

 ワールドカップ本大会の登録メンバーが23人である以上、単純計算で現状から4人は落ちる。仮にFW久保裕也らが追加招集されることになれば、さらに落選者が増える可能性さえあるなかで、はたして国内組は何枠を死守できるのだろうか。

 4年前のブラジル大会では、登録メンバーのうち12人を海外組が占め、初めて過半数に達した。すなわち国内組が過去最少だったわけだが、今回のロシア大会では現時点でさえ国内組は10人しかおらず、最少記録を更新するのは確実だ。

 海外へ渡る選手が年々増えている以上、当然の成り行きであると言えば、そのとおりだろう。だが、海外組偏重の傾向が強まり過ぎれば、健全な競争が行なわれているとは言えなくなる。

 Jリーグの価値を高めるためにも、鹿島勢をはじめとする国内組には意地を見せてほしいものである。


国内組最多となるアントラーズの3人は、W杯メンバーに生き残れるか


◆乗り切れない鹿島、ジーコの「サッカーを楽しむ」再確認を(サンスポ)





【No Ball,No Life】J1鹿島が依然として暗闇を脱しきれずに苦しんでいる。

 16日の敵地で行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦、上海上港(中国)の第2戦で1-2で負けたものの、2戦合計4-3で競り勝った。

 過去5度挑戦して阻まれてきた1回戦という『壁』を初めて越えたまではよかったが、その勢いをリーグ戦につなげることはできなかった。20日の仙台戦では、序盤から“らしさ”を欠く内容に終始し、1点を追う展開で前半を終えた。 

 ハーフタイムの更衣室。大岩監督は「情けない45分だ。迷ったり、びびったりしているぞ。球際にいかないと試合には勝てないんだ」と選手たちに発破をかけた。

 この前半の戦いぶりは今季の鹿島を象徴している。昨季、優勝を争っていたときは、勝っていてもピッチ上で意見をぶつけ合っていた。試合が終われば、それぞれが笑顔を見せていたが、今季はそれが見られず。意見をいっても一方通行となり、それぞれのアイデアが極端に狭い。難しく考えすぎている感があった。

 昨季は最終節で川崎に逆転で優勝を持っていかれた。選手たちは「昨年は昨年のことでそれを糧にして今季をみなければいけない」(日本代表DF昌子)と開幕前に口にしていたが、やはり選手たちは一様に覇気はない。本人たちは切り替えている“つもり”でもあの悔しさを引きずっている。スタンドから見ているサポーターの方がそれに気付いているかもしれない。

 11日にジーコ氏が昨年8月に続いて約9カ月ぶりにクラブハウスを訪問。「サッカーはいいときも悪いときもある。常に笑顔でいればいいことが巡ってくる」と話した。練習場を訪れ、その雰囲気を察したのだろう。勝負にこだわる「カシマイズム」をあらためて訓示しながらも、「サッカーを楽しむ」という基本的な姿勢を選手たちに教示した。

 ACLで壁を乗り越えたが、上昇気流に乗りきれない鹿島。この中断期間で気分をリフレッシュし、「勝ちを楽しむ」ことを再認識してほしい。(一色伸裕)




乗り切れない鹿島、ジーコの「サッカーを楽しむ」再確認を