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2018年9月11日火曜日

◆アジア大会3発の大学生FW上田が母校・鹿島学園を訪問。銀メダル報告し、後輩にエール(ゲキサカ)






 第18回アジア競技大会(インドネシア)で2つの決勝弾を含む3ゴールを決めるなど、U-21日本代表の銀メダル獲得に大きく貢献したFW上田綺世(法政大)が10日、母校・鹿島学園高(茨城)を訪問。恩師の鈴木雅人監督やコーチングスタッフに銀メダル獲得を報告し、選手権茨城県予選開幕を控えた後輩たちにエールを送った。

 鈴木監督とともにグラウンドに現れた上田は、後輩たちに向けて「戦うという気持ちが選手権は大事だと思う。優勝から見たら絶対に勝てないし、1回戦、2回戦勝って決勝まで勝ってようやく全国に出られる訳だから、一戦必勝でやること。まずは県予選で勝てるように、一人ひとりが役割を把握して、特長をしっかりと大会の中で出せるように、この一日一日を無駄にせずに自分を鍛えて成長して欲しいと思います」とメッセージ。チームとして一丸となって戦うことの重要性も語った上田はその後、後輩から「選手権では全国大会に出場できるように頑張るので、自分たちのことを応援よろしくお願いします」と言葉を受け、選手権全国大会の応援に行くことを約束していた。

 鹿島学園はこの日、上田が来校することもあって、ミーティング後に約40分間のトレーニングを実施。上田は後輩たちと触れ合いながら4対2の“鳥かご”や、クロスからのシュート練習に参加した。4対2ではDFを気にしてパスを躊躇する後輩にボールを要求。それを受けると余裕のある1タッチパスを通し、2タッチで難なくDF2人の間にパスを通していく。スピード感、技術の明らかな違いを見せつけたU-21代表FW。そして、シュート練習では打点の高いヘッドや迫力ある1タッチシュートに後輩たちから「オォー!!」という声も挙がっていた。

 上田はゴールを決めた韓国とのアジア大会決勝後、法政大が出場した総理大臣杯のために大阪へ向かったが、チームは上田が出場する前に初戦敗退。J1の6、7クラブによる争奪戦が始まっており、練習参加のオファーなど周囲は慌ただしくなっているが、この日は恩師である鈴木監督やスタッフ、後輩との会話やトレーニング、写真撮影を楽しんでいた。

 選手たちが刺激を受けたことを喜んでいた鈴木監督は上田に対して「ここからだ、という話はしました。怪我しないで焦らずに。(将来については)一度きりの人生なので大事に決断して欲しい」とエール。上田は帰京後、12日の関東大学サッカー後期リーグ記者会見に出席予定だ。注目集まる中で迎える関東大学リーグ戦へ向けて「前期はトゥーロン(国際大会、フランス)とかあって貢献できていない。大臣杯も自分抜きで負けてしまって責任を感じていますし、後期はより多くの試合に勝って優勝できるように。法政の一勝一勝に自分の力で貢献できれば良いと思っています」と意気込んでいた。関東大学リーグ後期は15日に開幕。前期2位の法大は16日に日立市民運動公園陸上競技場で駒澤大と戦う。

(取材・文 吉田太郎)




◆アジア大会3発の大学生FW上田が母校・鹿島学園を訪問。銀メダル報告し、後輩にエール(ゲキサカ)




◆イメージは万全? 三竿健斗「僕がボールを奪うということは…」(ゲキサカ)






 ロシア・ワールドカップでは最後の最後でメンバー落ち。日本代表MF三竿健斗(鹿島アントラーズ)にとって、キリンチャレンジカップのコスタリカ戦(吹田S)は自身の存在意義を再び示すための一戦となる。

 ロシアW杯に臨む27人の予備登録メンバーに選ばれながらも、本大会に向かう23人枠から落選。「4年後に出たいのはもちろんそうですが、毎回呼ばれること、そこで継続的に自分のプレーを出すことが大事」と決意を新たに代表へ戻ってきた。

 新体制初陣を翌日に控えた10日、指揮官は「チームとしてうやるべきことと自分の特長を最大限に出そう」と選手たちを鼓舞。合流直後に「他の人にはない武器がある」と自信をのぞかせていた三竿は「明日の試合だけに集中している」と過去は振り返らず、目の前の試合にモチベーションを高めている。

 守備的なポジションを幅広くこなし、力強いボール奪取が代名詞の22歳だが、日本代表ではボランチ出場が濃厚。「僕がボールを奪うということは相手が前掛かりになっているか、ボランチが出てきている場合。そこに素早く縦パスを入れることが大事になる」と持ち味を生かすイメージはできているようだ。

 森保ジャパンの活動はようやく1週間が過ぎたばかりだが、「コンビネーションは練習から出ているし、あとは海外の選手を相手にどう出せるか」と手応えを表明。「今の時点での最高のパフォーマンスを出し、チームとして最高のつながりを出すために最高の準備をする」と力強く意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)


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◆内田篤人がDF陣に喝「普通にやれ」 鹿島、川崎との激闘を制しルヴァン杯4強へ(the WORLD)






鹿島の精神的支柱に!?


9日にYBCルヴァンカップの準決勝2ndレグが行われ、鹿島アントラーズと川崎フロンターレがベスト4をかけて激突。1stレグは1-1のドローで試合を終えていたが、2ndレグで3-1の勝利を収めた鹿島が2戦合計スコアを4-2とし、3年ぶりに準決勝へコマを進めている。

この一戦でスターティングメンバーに名を連ね、フル出場し勝利に貢献したDF内田篤人。22歳で鹿島を離れ、海外挑戦を決断した若きサムライももう30歳だ。欧州の武者修行で多くの苦楽を経験し、ベテランの域に差し掛かっていることもあってか、古巣である鹿島復帰後はチームの精神的支柱にもなっているのかもしれない。

試合後のインタビューで「第1戦ではDFラインがふわふわしていたと思う。多少は回されてもいいと話はしていた。2-2でも良いのだから、DFラインを集めて『普通にやれ』と言った。せっかくこのチームに戻ってきたのだから、そういうことも伝えていかないといけない」と明かしている。

これまでの経験を鹿島へ還元し、内田はチームを1つでも多くの勝利へ導くことができるのか。彼の経験は、間違いなく鹿島にとって貴重なものとなるだろう。


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◆内田篤人がDF陣に喝「普通にやれ」 鹿島、川崎との激闘を制しルヴァン杯4強へ(the WORLD)


◆【歓喜の1枚】そして鹿島が来た――(サカノワ)






この日の主役の二人、山本脩斗とセルジーニョ。


[ルヴァンカップ 準々決勝] 川崎 1-3 鹿島/2018年9月9日/味スタ

 鹿島アントラーズが山本脩斗の2ゴールとセルジーニョ弾で川崎フロンターレを3-1で下し、2戦合計スコア4-2としてルヴァンカップベスト4進出を決めた。

 歓喜する山本とセルジーニョが抱き合って喜ぶ一枚。多くの代表組が不在とはいえ川崎に勝ってのベスト4進出は、やはり格別の喜びだったに違いない。

「(GKの弾いたボールを決めた2点目は)こぼれてくるかな、という予感があった。しっかり当てる(ミート)することだけを考えた。次のステージに進めたが、試合は続くので、しっかりトレーニングからやっていきたい」

 そのように山本は、淡々と喜びを噛み締めるように語った。

「自分が決めたというより、チームとしての3点目を決めることができて嬉しかった。ベスト4進出へ、得点で貢献できて何よりさ」

 今夏の加入から順調にフィットするセルジーニョも嬉しそうに語る。

 2018年の鹿島は紆余曲折を経て、いまなお多くの課題を抱えるなかでも、しっかり照準を合わせるかのようにいくつかのタイトルを狙える位置につけてきた。噛み合い出してきた鹿島が、ここから熱く楽しみなラストスパートに突入する。


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◆【歓喜の1枚】そして鹿島が来た――(サカノワ)