日本サッカー協会は森保ジャパンが参加する南米選手権(6月・ブラジル)に、U―23(23歳以下)の国内組と若手海外組を中心に編成する方針であることが28日、分かった。同大会では協会に招集の強制力はなく、Jリーグ開催中の国内組については20年東京五輪に向けた強化を目的に22歳以下の選手派遣を要請する。海外組については森保一監督(50)が2~3月、欧州に視察に出向き、直接クラブと交渉するプランを持っている。
協会関係者によると、国内組ではU―20日本代表MF安部裕葵が候補に挙がっているという。安部は23歳以下の選手とオーバーエージで臨む東京五輪代表候補の一人。A代表招集歴はないが、五輪代表を兼任する森保監督も「チャンスは彼からできている」と高く評価。5月にはU―20W杯(ポーランド)があるため厳しい日程にはなるが、飛び級でのA代表招集が現実味を帯びてきている。
海外組はDF昌子源、植田直通、MF鎌田大地のアジア杯不参加組に加え、冨安健洋の招集を検討しているという。森保監督は「日本サッカー界の底上げ」を念頭に、成長と結果をどの試合でも求めてきたが、ウルグアイなどと対戦する南米選手権でも2つの成果を望めるチーム編成を考えている。
◆【U23】南米選手権で鹿島・安部裕葵を招集も(報知)