◆◆サッカークリニック / 2019年2月号
2021年の鹿島加入が内定しているFW上田綺世(あやせ、20)=法大=が20日、都内で会見を行った。上田は既にJリーグから特別指定選手として承認されており、今季の公式戦からプレーが可能。
昨季から特別指定選手の承認にクラブからの内定が必要となった背景もあるが、入団2年前の内定発表は極めて異例。同席した鹿島の椎本邦一スカウト担当部長は「例えばこれから大けがをして、サッカーができなくなるリスクもある。だがいい選手は高いレベルでやらせるべきだというのがあります。(早期内定の)一番の理由は、うちのクラブの戦力になると思ったからです」と話した。
2トップが基本の鹿島のFWは、エース鈴木優磨、ACL7戦7発のセルジーニョを軸に、土居聖真、伊藤翔、金森健志、山口一真、有馬幸太郎らがいる。ポジション争いは熾烈だが、椎本担当部長は「クラブとしては即戦力として考えている」とキッパリ。「一番(の優先順位)は大学でのプレー。空いてる時に練習に来てくれれば。その中で、うちのクラブも昨日(19日)のACLプレーオフに勝ちまして、今年も試合数がたくさんあります。試合に出るチャンスがあれば、育てていきたいなという思いです」と語った。
上田は茨城県出身。鹿島ジュニアユース、鹿島学園を経て法大に進学した。身長182センチ、76キロ。
◆【鹿島】異例の加入2年前内定・法大FW上田にクラブも期待「即戦力として考えている」(報知)