中田浩二の「個の力」を賢く見抜く観戦術 - サッカーが11倍楽しくなる! -【電...
【19年J1注目の男(15)鹿島】頭で点を取り、頭で守るセンターバックが加わった。流通経大柏高出身のDF関川郁万(18)。「鹿島はタイトルを獲り続けなきゃいけないクラブ。チームのタイトルが大事だと思うので、その中に自分があればいい」。堅守が持ち味の常勝軍団に、将来の主力候補が加入した。
滞空時間の長い、強いヘディングが代名詞。全国選手権では準決勝、決勝で連発した。「空中戦は武器。ヘディングの部分は譲れない」と言うこだわりがある。「中2の終わりくらいからどんどんできるようになって」いった特長だ。
身長は1メートル82。センターバックとしてはそこまで高くない。そのため、中3の終わり頃から跳ぶタイミングを早めることを意識した。体を前に入れる工夫も凝らし、自身より長身の相手に勝つすべを身に付けていった。
「ヘディングに自信を持っていたので、これで勝負していこうと思っていた。これで負けていたらもう(サッカーを)やめよう…、やめようとまでは思ってないけど、どうすればいいんだろうって。そのくらい、ヘディングしかなくて」
9日には、J2水戸とのプレシーズンマッチで後半26分から出場した。公式戦でも、頭で空を切り裂く姿が見られそうだ。
◆関川 郁万(せきがわ・いくま)2000年(平12)9月13日生まれ、東京都八王子市出身の18歳。狭間FC―FC多摩―流通経大柏。高校2年時に全国総体優勝。2、3年時に全国選手権準優勝。好きな選手はスペイン代表DFセルヒオラモス。1メートル82、72キロ。家族は父、母、兄、姉。
◆J1鹿島DF関川 常勝軍団の制空権に“頭”角現す18歳(スポニチ)