冷静と情熱のあいだ [ 竹野内豊 ]
明治安田生命J1リーグ 第1節最終日 鹿島1―2大分 ( 2019年2月23日 カシマ )
アジア王者が昇格組に足をすくわれた。鹿島は後半3分に横浜から新加入のFW伊藤が公式戦2戦連続得点で追いついたまでは良かったが、後半24分に再びゴールを決められた。DF犬飼は「相手のやりたいことをやられてしまった」と悔いた。
術中にはまった。同点後も前がかりな守備をし続け、前線に人が集まったタイミングで裏にロングボールを出され、最終ラインを破られた。
ドロー発進だった昨季は序盤戦で勢いを欠いた。ゆえに今季は皆、開幕戦に期する思いがあった。その前がかりな気持ちが生んだ守備を、相手に突かれた。MF遠藤は「冷静と情熱ではないが、熱いだけでは試合にならない。落ち着くところは落ち着くべきだった」と言う。次戦は川崎F戦。MF永木は「優勝を目指しているので2連敗はできない」と前を向いた。
◆アジア王者・鹿島 昇格組にまさかの敗北「やりたいことをやられてしまった」(スポニチ)