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2019年3月2日土曜日

◆鹿島・内田篤人、今季初先発初出場で40mアシスト、勝ち点1は「大きい」(デイリー)






◆◆サッカー批評 ISSUE60(2013) / 双葉社


 「明治安田生命J1、川崎1-1鹿島」(1日、等々力陸上競技場)

 今季、鹿島の主将に就任したDF内田篤人が、今季リーグ戦初先発初出場し、同点に追いつくアシストをした。「結果には満足していないです」とした上で、相手にボールを支配されたゲームで勝ち点1をもぎとったことの意味も語った。

 前半9分に川崎のMF中村に直接FKを決められた。1点を追う同21分。右サイドの内田はハーフウェーライン付近から最前線のFW伊藤へ約40メートルのロングパス。伊藤が相手守備選手を振り切りながら、シュートを打ちやすい位置へ的確にトラップすると、ゴール左隅に流し込んだ。

 試合全体を見ると、川崎に試合を支配される時間が長かったが、早い時間帯で追いつけたことで勝ち点1を手にできた。同点アシストの場面は「僕は見た瞬間、(伊藤が)動いてくれましたし。右足振り上げた瞬間、ぶつかって向こう(の選手が)こけてたんで。裏まで蹴ろうと(狙いを)変えました」と冷静に振り返った。「(伊藤)翔がトラップうまかったしよく決めたよね」とたたえると、ひと呼吸置いて、「まあ(パスを)キックした人もうまかったけど」といたずらっぽく語った。

 連覇中の川崎を相手に「今日の一つのテーマは忍耐っていうのはあった」と我慢する試合になることは覚悟していたという。その中で一瞬のスキをついての1点。同様のプレーは特段、練習していないというが、「(鹿島の主力だった小笠原)満男さんとか、新井場(徹)さんとかやってた。スキをつかないと。連敗しないか、連敗するかで大きいから。やっぱ、リーグって連敗しちゃだめなの。優勝狙うチームは。その中で勝ち点1拾って帰るのは大きいと思う。開幕戦こけたし。さらに」と語った。


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