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日本サッカーの未来を背負う世代が、世界の舞台に立つ。U-20(20歳以下)ワールドカップが、5月23日に開幕するのだ。日本の注目選手は? チームの目標は? 観戦に役立つ情報をチェックしておこう。
U-20W杯で過去には準優勝も
20歳以下のワールドカップは1977年から2年おきに開催されており、日本は今回が10回目の出場となる。過去には95年、97年と2大会連続でベスト8入りし、99年には小野伸二、高原直泰、稲本潤一、遠藤保仁、小笠原満男ら、のちに日本代表として活躍する選手たちを擁して準優勝を成し遂げた。その後は上位進出を果たせず、09年からは4大会連続で出場を逃していたが、2年前の17年大会で久しぶりにアジア予選を突破し、ベスト16入りを果たした。
今回も上位進出が期待されているが、出場資格のある17歳の久保建英(FC東京)、19歳のGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)、20歳の安部裕葵(鹿島アントラーズ)が選ばれていない。3人とも所属クラブで試合出場を重ねており、U-20世代では中心になり得る。それでもメンバーから外れたのは、年齢制限のない日本代表に選ばれるからと見られる。
森保一監督が率いる日本代表は、6月5日と9日に国内でテストマッチを戦い、17日から南米の代表チームが集うコパ・アメリカ(南米選手権)に招待参加する。
問題はコパ・アメリカが他大陸の公式戦ということだ。日本サッカー協会が選手を招集するには、クラブの許可が必要となる。このため、海外クラブでプレーする選手は招集が難しい。Jリーグもコパ・アメリカ期間中は中断しないため、主力クラスを招集しにくい。
その結果、コパ・アメリカには東京五輪世代を中心とした若いメンバーで臨むとの方針が打ち出された。久保ら3人は、6月に日本代表デビューを飾ることになるはずだ。
東京五輪への重要な試金石に
話をU-20W杯に戻そう。
2年前のU-20W杯に出場して3得点をあげた堂安律は、大会終了直後に当時所属していたガンバ大阪からフローニンゲン(オランダ1部)へ移籍した。守備の中心として奮闘した冨安健洋も、U-20W杯出場からおよそ半年後にベルギー1部のシントトロイデンへ移籍した。
20歳前後の優秀な人材が世界中から集うU-20W杯は、才能のショーケースだ。ここで活躍すれば、堂安や冨安のように海外移籍の道が開けてくる。
選手たちは来年の東京五輪も見据えているはずだ。五輪の男子サッカーは23歳以下に出場資格がある(※参照)。今回のU-20W杯に出場する選手たちも候補者だ。ポーランドを舞台とする今大会で上位に進出し、東京五輪に挑みたいと誰もが考えていることだろう。
メンバーはJ1、J2のクラブに所属する選手が中心で、湘南ベルマーレの齊藤未月(写真前列中央)がキャプテンを務める。背番号10を背負う彼は、中盤で攻守の要となる存在だ。FC東京のストライカー田川亨介(写真2列目右から2人目、背番号11)は、2年前のU-20W杯にも出場しており、今回は得点源としての期待が集まる。
J2の横浜FCで頭角を現わしている斉藤光毅(17歳、写真前列右から3人目、背番号9)もメンバー入りした。得意のドリブル突破が、どこまで通用するか。
その斉藤と同学年の西川潤(桐光学園高校/神奈川、写真2列目右から3人目、背番号14)は、高校に在籍しながらJリーグでプレーできる特別指定選手として、すでにJ1のセレッソ大阪で公式戦に出場している。高さと速さを併せ持つ左利きのアタッカーも、注目を集めるひとりだ。
日本はメキシコ、イタリア、エクアドルとグループリーグを争う。無条件で決勝トーナメントへ進出できるグループ2位以内の確保が、まずはターゲットになる。そのうえで、前回のベスト16を上回る成績を残したい。
この世代は日本代表の戦いと異なり、実力が拮抗している。イタリアなどにも名前負けすることはない。東京五輪での活躍が期待されるスター候補生たちのプレーに、ぜひ注目してもらいたい。
※五輪の男子サッカーは23歳以下の選手に出場資格がある。同時に、24歳以上の選手(オーバーエイジ)を、3人まで登録できる。