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2019年1月20日日曜日

◆大迫、緊急出場もある 「半端ない」急回復でスパイク履いた(スポニチ)



大迫勇也 Yuya.Osako


 右臀部(でんぶ)の違和感で別メニュー調整が続くエースFW大迫が21日のサウジアラビア戦に向け、スクランブル態勢に入った。19日の練習では初戦のトルクメニスタン戦以来、10日ぶりにスパイクを履いてトレーニング。腰を入れながら強いキックを打つシーンも見られるなど、「半端ない」回復ぶりをうかがわせた。

 既にメディカルスタッフからも大会期間中の復帰にはゴーサインが出ている。森保監督は「いつ、というのは回復を見ながらですが、早ければ早いほどうれしい」と話す。ウズベキスタン戦ではFW武藤がゴールを決め、1トップの代役にもメドが立った今、ベンチスタートが濃厚だが、展開次第では大迫の緊急出場もありそうだ。




◆大迫、緊急出場もある 「半端ない」急回復でスパイク履いた(スポニチ)





◆【金沢】新10番FW垣田、J1昇格へ得点王争い誓う(報知)



垣田裕暉 Yuki.Kakita


 J2ツエーゲン金沢のFW垣田裕暉(21)が“新10番の決意”として、得点王争いを掲げた。宮崎・都城キャンプ4日目の19日は2部練習で汗。今季からエースナンバーを背負うストライカーは、昨季1ゴール届かなかった2桁得点を“第1ノルマ”に設定。「チームがJ1昇格を争うためには、得点王争いに絡んでいかないといけない」とツエーゲン3年目の活躍を誓った。

 その断固たる決意を表すかのように、垣田は気合の入った表情でボールを追い続けた。「キャンプで1年間戦える準備をするのは当然だが、自分は若いので、成長もしないといけない」。充実の証しでもある汗をぬぐった。

 強い覚悟には理由がある。昨季は19番だったが、今季より10番を背負う。垣田自身が変更を望み、偶然にも空き番号だったことなど幸運も重なり、「小学校低学年以来だと思う」というエースナンバー着用が決まった。「責任感を持って、チームを勝たせられる選手にならないといけないと思った」と希望の理由を説明した。

 求められるのは、ストライカーとしての結果というのは十分理解している。金沢2年目だった昨季はチームトップタイの9ゴールと躍進。ただ2桁にはあと一歩で届かなかった。それだけにまずは大台に、と思いきや「早めに2桁に乗せたい」と通過点に設定した。

MF連携向上 目指すのはもっと上と宣言する。「チームのJ1昇格がひとつの目標。そのためには、得点王争いに絡んでいかないといけない」。昨季のJ2得点王は24得点の大宮FW大前元紀。垣田は「それ(得点王)になるには20点くらいは取らないと絡んでいけない」と昨季の倍以上を誓う。CKを蹴るMF藤村慶太(25)とのホットラインも2年目になり、連携も向上。FW小松蓮(20)ら同年代のライバルの加入に刺激を受けており、垣田の決定力向上に期待が持てる。

 柳下正明監督(59)は「去年は毎試合、ビッグチャンスに絡んでいた。そこをもっと決められるようにしてくれれば、チームの勝利も増える」と飛躍を期待する。垣田は「『10番のイメージは垣田裕暉だ』と言われるようなプレーをしたい」と言う。チームを上昇気流に乗せるゴールを量産する。(三須 慶太)

 ◆垣田の金沢加入後 J1鹿島から育成型期限付き移籍で加入し、金沢1年目の17年はリーグ戦初ゴールを含む3得点。昨季は3月25日の第6節、ホームの町田戦(1△1)でシーズン初得点を挙げると、その勢いで3試合連続ゴールを記録するなどブレイクした。最終的には9得点で退団したFWマラニョンと並んでチーム得点王となった。




◆【金沢】新10番FW垣田、J1昇格へ得点王争い誓う(報知)




◆【鹿島】右ヒザ靭帯損傷の伊東幸敏が「蹴るだけで楽しい」とボールを扱う練習再開(サカノワ)



伊東幸敏 Yukitoshi.Ito


「現在は7、8割ぐらい。ここからガンガンとキツイ作業をしていきます」

 鹿島アントラーズが始動した1月15日、右ヒザ前十字靭帯損傷から復帰したDF伊東幸敏が別メニューではあるものの久々にサポーターの前で走る姿を見せ、さらにステップを踏んだあとに軽くボールを蹴る練習に取り組み、その感触を楽しむように汗を流した。

「ボールを蹴るだけで楽しいです」

 全員が揃うなかをランニングしていると、いろいろな選手、スタッフから声を掛けられ、伊東も自然と笑みをこぼした。

「あれは走っていることへの笑顔ではなく、周りからチャチャを入れられての笑顔でした」

 8月25日の練習中に負傷し、右ヒザ前十字靭帯損傷と診断された。手術を要す大ケガで、全治約6か月。厳しいリハビリを乗り越えて、ここまでは順調に来たと言える。すでに始動の1週間ほど前から、鹿島の練習場で自主トレをしてきた。とはいえ戦列復帰に向けて、むしろ、ここからが乗り越えていくべきいくつもの高い壁が待っている。

「7、8割ぐらいのところまでは来ています。ここからはガンガン動いて、元のサッカー選手らしい体に戻す作業に入ります。ひたすら、ガンガンやるだけです。やっと、地味な作業が終わって、ここからはキツイ作業をしていきます」

 ようやく、先のほうにある光がうっすら見えてきた段階だ。上手くいけばシーズン序盤には戦列に戻れる。ただ、伊東が目指しているのはピッチに立つだけではない。さらにその先、鹿島の勝利に貢献すること。西大伍がヴィッセル神戸に移籍し、ケガを抱える内田篤人もシーズンをフル稼働するのは難しい。25歳の伊東の力が鹿島には不可欠だ。

 2019年、伊東がその「勝利」に向けて、しっかりステップを踏み込んでいる。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI




◆【鹿島】右ヒザ靭帯損傷の伊東幸敏が「蹴るだけで楽しい」とボールを扱う練習再開(サカノワ)




◆小笠原満男氏サプライズ登場に鹿島ファン「え~!」(ニッカン)



小笠原満男 Mitsuo.Ogasawara


昨シーズン限りで現役を引退した鹿島アントラーズの小笠原満男氏(39)が19日、鹿島ACL優勝報告会で引退後初めてファンの前に登場し、あいさつした。

レジェンドのサプライズ登場に、集まったファンからは「え~!」と歓声が起こった。サポーターからのコールに照れた表情を浮かべた小笠原氏はまず、「みなさんがあっての自分のサッカー人生だったと思います。自分のミスで負けた試合もあり、退場して負けてしまった試合もあるし、あと1歩で逃したタイトルもたくさんあり、本当にがっかりさせてしまったこと、申し訳なく思っています」とあいさつ。ファンから「そんなことねーぞ!」と否定の声が飛ぶと、珍しくおどけた様子で「ありがとうございま~す!」と応じ、和やかなやりとりにファンからは笑いも起こった。

続けて「その一方で数々のタイトルを皆さんと取れたこと、非常にうれしく思います」と話し、「今日のACL優勝報告会がこのチームの日常となるよう、そしてクラブW杯で負けた悔しさがありますけど、ああいう舞台で勝っていけるチームになるよう、みなさんでもっともっと強いアントラーズを作り上げていきましょう」とファンに呼びかけた。




◆小笠原満男氏サプライズ登場に鹿島ファン「え~!」(ニッカン)




◆【鹿島】現役引退の小笠原満男さん、ファンにあいさつ「もっと強いアントラーズを」(報知)



小笠原満男 Mitsuo.Ogasawara


 昨年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でクラブ史上初優勝を飾ったJ1鹿島が19日、茨城・鹿嶋市内で優勝報告会を行った。昨季限りで現役を引退した元日本代表MF小笠原満男さん(39)が、引退発表後初めてファンの前であいさつした。

 司会者から「ミスター鹿島アントラーズ、小笠原満男さん」と紹介されて登場。大声援を浴びた小笠原さんは「昨シーズンをもってサッカー選手を終える決断をしました。これまでのサッカー人生、自分のミスで負けた試合も退場して負けた試合もあり、あと一歩で逃したタイトルもあり、本当にガッカリさせてしまったことを申し訳なく思う。一方で、数々のタイトルを(サポーターの)皆さんと取れたことを非常にうれしく思う」と感謝した。

 2008年から自身が務めてきたチームキャプテンは、元日本代表DF内田篤人(30)が引き継ぐことになった。小笠原さんは「ACL優勝報告会をこのチームの日常となるよう、クラブW杯で負けた悔しさはあるけど、ああいう舞台で勝っていけるよう、皆さんでもっともっと強いアントラーズを作り上げていきましょう」とサポーターに呼び掛けた。

 チームはこの日、午前10半から優勝記念パレードを開催。新選手会長のMF三竿健斗(22)、新キャプテンの内田らを先頭に鹿嶋市商工会館前から鹿島神宮まで練り歩き、沿道に詰めかけた大勢のファンから大声援を浴びた。

 鹿島は21日から宮崎市内で合宿を行う。


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◆【鹿島】現役引退の小笠原満男さん、ファンにあいさつ「もっと強いアントラーズを」(報知)




◆「頼れる存在がいなくなったことで、今シーズンは違ったチームになる」。内田篤人が語る鹿島、小笠原、そして…(GOAL)



内田篤人 Atsuto.Uchida


■昨シーズンの自分は「20点」

――2010年7月以来8年ぶりにJリーグに戻って来られました。ドイツに行かれる以前のJリーグとの変化を感じられますか?

Jリーグはよく見ていましたし、それほど変わった印象はないのですが、スタジアムの雰囲気がすごく良くなっているなとは感じました。ガンバとか、フロンターレとか。「Jリーグ盛り上がっているんだな」って思いました。

――プレーやレベル面では?

技術的な面はやっぱりうまいです。もう少し激しさがあったらすごいのにと思いますが。

――昨季はイニエスタ選手など、ビッグネームがJリーグに加入しました。

続けてほしい、つなげてほしいと思います。イニエスタが、ポドルスキが、フェルナンド・トーレスが来たで終わるのではなくて。彼らを近くで見た選手が彼らから盗んだものを今後Jリーグで見せていってほしい。Jリーグに還元していってほしいと思います。

――昨シーズンの話をお聞かせください。結果をどのように捉えていらっしゃいますか?

個人としてはケガから明けたシーズンでしたが、(シーズン中に)筋肉的なケガを何回か繰り返してしまいました。だからよけいに今シーズンは頑張らないといけないと思います。チームから離脱することなく、チームに貢献しないといけない。チームとしてはずっと追いかけていたACLのチャンピオンを獲ることができたし良かったんですけど、Jリーグ、国内のタイトルを獲れていません。(自分が)試合に出る出ない関係なく、チーム全体でタイトルを獲りにいきたいと思います。

――昨シーズンを100点満点で採点すると…?

めっちゃ低いですよ、20点くらいじゃないですか、全然プレーしていないですからね。ケガが多かったし。20でも高いくらいじゃないかな。

――では、今シーズンはその辺りをもっともっと…。

もちろんケガをしないのは当たり前だし、チームを引っ張っていかないといけない年齢でもあるし立場でもあるので、そこはもっとやらないといけないと思っています。

――チームの中で役割が変わっていると感じますか?

僕がJリーグにいたのは20歳、21歳のころだったので。でも、もう僕30ですから。チーム全体のことを考えないといけないし、若手のことも考えないといけない。もちろん勝つために何ができるのかを考えて練習して、プレーすることが大切だと感じています。

――チームの成績を見ると、昨季前半戦は苦しみました。その後好転していったように見えたのですが。

前半戦なかなかうまくいかない時期でもチーム全体が(このままでも)もっとやれる、勝てると思っていた気がします。そこがやっぱり間違っていたという印象です。やっぱり泥臭く、汚くてもいいから勝ちにいかないといけなかった。

それを教訓に、今シーズンはスタートからコケないようにしないといけない。後半良くなっていった理由はチーム全員、選手全員が「やるべきことをやらないといけない」と思ったこと。その基本に立ち返って「アントラーズって守備ちゃんとやっていたじゃん」、「みんな走ってぶつかっていたじゃん」というところにフォーカスした。そういう印象です。

――何かきっかけはあったんですか?

段々と変わっていきましたね。時間もあると思います。急にコロッとは変わらないですけど、みんながどうしたらいいのかを考えた。監督もそうだし、フロントもそうだし、それが徐々にうまく軌道に乗ったのだと思います。


■「満男さん」の存在、安部のブレイク


2019-01-18-uchia-ogasawara


――小笠原満男選手が昨季限りで引退されました。すでに何度も聞かれたかもしれませんが、内田選手にとって小笠原選手の存在とは?

満男さんが引退してからの取材は初めてなので、初めて聞かれました。

満男さんは口数は少ないし、ぶっきらぼうというか…サポーターや取材の人とかにはあまり印象が良くないかもしれないんですけど、本当はすごく優しくて、選手のこと、みんなのことを考えています。そして、一番勝ちたがっている、負けず嫌いという印象です。もちろんプレーヤーとして、サッカー選手としては蹴る技術は飛びぬけていますし、シュート練習をやっていても、一番いいところに蹴るのが満男さんだと思います。

プレーだけじゃなくて、ああいう選手、十何冠と獲ってきた選手がいただけでチームは違った。でも、僕らが精神的に頼れる存在がいなくなることで、今シーズンは違ったチームになるんじゃないかと思いますね。

――その中で内田選手がご自身の役割、チームの柱がいなくなったことを、どう捉えていますか?

僕もそういう立場にならないといけないし、そういう期待の目はあるかもしれないけれど、僕は満男さんには追いつけないので、自分がどう思ってチームを勝たせられる存在になるのかを考えて行動します。もちろん満男さんがいなくなったことで、チーム全体の危機感は絶対あるので、それがうまい方向に転がるようにしたいと思います。

――引退後、小笠原選手と言葉を交わしたり、何か言われたことはありましたか?

僕、実は記者会見を後ろで見ていたんです、こっそり。やっぱり寂しいなと思いました。(会見が)終わって数日してから話して「何するんですか?」って聞いたら「まだ決めてない」と。「決まったら話するからまた呼ぶわ」と言って去っていきました。

――「(チームのことを)よろしくな」みたいなことは?

全然、全然。満男さん、クラブハウスに来ていたので「部外者は出て行っていいですか?」みたいな感じでした(笑)。

――鹿島は若手も徐々に出てきている印象があります。特に昨シーズンは高卒2年目の安部裕葵選手がブレイクしました。彼の良さは?

走れるし、戦えるし、技術があります。現代サッカーでサイドの選手が持っていないといけないものを確実に持っています。あの年齢でJリーグであれだけできたら、誰がどう見ても、もう海外に行っちゃうのかなという感じがします。それをJリーグにいるうちに見ておかないといけないし、「僕、Jリーグでやることないよ」というところまで結果を残してほしい。それだけやれる実力、ポテンシャルは持っていると思います。

――特に、どういうところが違いますか?

ドリブル一つでも相手の逆をしっかり取れるし、難しい局面でも打開できます。あとは“走れる”というのが大きいかな。もし彼が今後活躍してどこかに行ったとしても、あれだけ走れて戦えれば、どこに行ってもやれるなと思います。

――クラブ・ワールドカップの準決勝レアル・マドリー戦の後、悔し涙を流したといったメンタルの強さを感じます。

彼は精神的な部分では変な話、心配ないというか、芯が通っていると思います。若いけど、落ち着いてプレーもできるし、闘争心もあるし、本当にいい選手です。


■いいサッカー悪いサッカー関係なく


2018-01-18-uchida


――タイトルに向けたシーズンがまた始まります。どういった戦いをしていきたいですか?

ACLを獲ったことで、アジアから追われる立場になりました。選手・クラブ、みんな見られる立場になったので、そういった中でもやることを変えずにひたむきに勝利を目指す。変に奢ることなく、周りの目は気にせず、今まで通りチームが勝つために個人それぞれが何をしないといけないのかを考えてプレーすることが大事だと思います。

――今オフに昌子源選手がトゥールーズへ、西大伍選手がヴィッセル神戸に移籍しました。また、J1で言うと川崎フロンターレが2連覇しています。その中で鹿島の役割をどう考えていますか?

うーん、なんだろう。でも、サッカーをしていれば移籍で出て行く入って来る、いろいろあります。その中でJリーグができてからずっとタイトルを獲り続けているのがアントラーズなので。誰が入って来ても出て行っても、このクラブはタイトルを獲らないといけない。いいサッカー悪いサッカー関係なく、タイトルを獲らないといけない。

――ではご自身の今季の目標は?

タイトルを獲りたいです。勝ちたい。何でもいいし、何個でもいい。

そして、僕自身はケガをせずにチームに帯同しないといけないと思っています。「やれる・やれない」は何となく分かっているので、体調やコンディションをしっかり保つ。何回かケガはするかもしれないけれど、その期間をなるべく少なくしないといけないと思っています。

――アントラーズはかつて「常勝鹿島」と言われていて、しばらく遠ざかっていいました。昨季アジアを獲って今季は「常勝軍団復活」といった印象があります。選手の中ではそういった意識はありますか?

やっている選手は全部のタイトルを獲りたいんです。「常勝」と言われたのは先輩たちが頑張ってきたから言われたのであって。僕らの代はもっと頑張らないといけないと思います。

――最後に、意気込みをお聞かせください。

スタートからうまくいけるように、キャンプからチームみんなで監督中心に戦い方、方向性を確認して、準備することが大事だと思います。始まってからはできることは限られているので、シーズン前、準備の段階が非常に大事だと思います。(昨季は)タイトルが国内では獲れていません。今シーズンは何個と言わずできるだけ獲ってチームとしても選手としてもレベルアップできるように頑張ります。




◆「頼れる存在がいなくなったことで、今シーズンは違ったチームになる」。内田篤人が語る鹿島、小笠原、そして…(GOAL)


◆鹿島、新主将に内田 必勝祈願、絵馬に「再起」(茨城新聞)



内田篤人 Atsuto.Uchida


J1鹿島のチーム主将を内田が務めることが19日、明らかになった。昨季限りで現役引退した小笠原氏の後を継ぎ、鹿島の魂を体現する。

主将を務めるのは人生初で、自らを「やるキャラではない」と言う。だが日本代表や7年半ドイツでプレーした経験は貴重で、チームメートへの影響力は大きい。大岩監督は「経験もあるし、クラブの伝統を理解した選手であるのは間違いない」と説明。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝を祝うイベントに参加した小笠原氏は「しっかりやってくれると思う」と信頼を寄せた。

15日のチーム始動から別メニュー調整が続いている。2015年に手術した右膝を含め故障はしていないものの、「みんなと同じように体をつくってると、俺は(出来が)違う」と独自のペースで状態を上げる方針だ。

鹿島に復帰した昨季は故障や離脱を繰り返したが、クラブ・ワールドカップ(W杯)では世界の強豪を相手に好パフォーマンスを見せた。

この日の必勝祈願で、選手全員が目標を書く絵馬には「再起」と書き込んだ。「今までは『チームのタイトル』や『勝つ』とか書いていた。でも、俺はここでそう(再起)しないといい加減まずい。去年1年間やってみて、コンディションがよければやれる(と知った)。レベルの問題ではない」。今季は試合に絡み続けられる体づくりが課題となる。

21日に宮崎入りする強化キャンプで全体練習に合流する予定。(岡田恭平)




◆鹿島、新主将に内田 必勝祈願、絵馬に「再起」(茨城新聞)




◆祝詞で判明…鹿島5代目主将の内田がフル稼働誓う(ニッカン)





J1鹿島アントラーズの新主将にDF内田篤人(30)が就任した。

19日、鹿島神宮での必勝祈願で宮司が読み上げた祝詞(のりと)で判明。その後のACL優勝報告会で、司会者から「内田篤人キャプテン、よろしくお願いします」とあいさつを促され、集まったファンは「キャプテンなの!?」などとざわついた。

伝統ある鹿島は今回に限らず主将などの決定に際し、発表資料などを用いたりしていない。これまで通り自然な形で公表した結果、ファンにとってはうれしいサプライズとなったようだ。

鹿島の主将は石井正忠氏、本田泰人氏、柳沢敦氏、小笠原満男氏に続く5代目。内田にとっては人生初の主将。優勝報告会では集まったサポーターを前に5代目は「寒いので短めに」と気遣って前置きし「昨シーズンはACL、みんなの力で取れました。サポーターの皆さん、スポンサーの皆さん、フロント、みんなで取ったものだと思っています。今シーズンもチャンスがあるので、1つ、2つ、3つ、4つと(タイトルを)取りたいと思っています」とあいさつ。続けて「オーってやつ、やって」とサポーターに呼びかけ、ACLの優勝トロフィーを掲げた。

主将になった実感はまだ「ない」という。昨シーズンはけがの影響もあり欠場する試合もあったが「今シーズンはチームから離れないように」との言葉に、チームを引っ張る覚悟をにじませた。

大岩監督は、内田の主将就任について「フロントと相談して年末に決め、年明けにクラブから伝えました」と説明。前主将の小笠原氏は「しっかりやってくれると思う」と話した。

【杉山理紗】




◆祝詞で判明…鹿島5代目主将の内田がフル稼働誓う(ニッカン)


◆鹿島Vパレード 新主将の内田「4つ取りたい」(ニッカン)



内田篤人 Atsuto.Uchida


鹿島アントラーズは19日、鹿島神宮周辺で昨シーズンのACL優勝記念パレードと必勝祈願を行った。

今季から選手会長を務めるMF三竿健斗(22)や、新10番のFW安部裕葵(ひろき=19)らが交代でACLトロフィーを持ち、選手全員でファンが囲む鹿島神宮の参道を練り歩いた。

またDF内田篤人(30)が主将を務めることも発表された。内田は集まったファンを前に「昨シーズンはACL、みんなの力で取れました。サポーターの皆さん、スポンサーの皆さん、そしてフロント、みんなで取ったものだと思っています。今シーズンもチャンスがあるので、1つ、2つ、3つ、4つ、取りたいと思っています」とあいさつした。

大岩剛監督は内田のキャプテン就任について、「経験もあるし、クラブの伝統を理解している選手。フロントと相談して、クラブから伝えました」と説明した。










◆鹿島Vパレード 新主将の内田「4つ取りたい」(ニッカン)





◆鹿島・内田がサッカー人生初の主将就任、必勝祈願では絵馬に「再起」(サンスポ)



内田篤人 Atsuto.Uchida


 J1鹿島は19日、茨城・鹿嶋市の鹿島神宮で今季の必勝祈願と昨季のアジア・チャンピオンズリーグの優勝パレード兼報告会を実施した。

 宮司によって唱えられた祝詞で、「キャプテン内田篤人」と今季未確定だった主将の名前が読み上げられ、“神前発表”という思わぬ形でDF内田篤人(30)の主将就任が明らかになった。

 初代の石井正忠(51)、第2代・本田泰人(49)、第3代・柳沢敦(41)、第4代・小笠原満男(39)を引き継ぎ、第5代に就任した内田は、サッカー人生でこれが初の主将。「今季もチャンスはある。1つ、2つ、3つ、4つ取りたい」と今季の全タイトル獲得をサポーターに誓いながらも、「このチームはスンテ(権純泰、34)やレオ(レオ・シルバ、33)、ソガさん(GK曽ケ端準、39)ら主将はいる」と自身の立ち位置に変わりはないことを説明した。

 奉納した絵馬に「再起」と書き記した新主将。「今までは『タイトル』『勝つ』とか書いていた。ここでそう(再起)しないといい加減まずい」と背水の陣で臨む姿勢だ。


 昨季、ブンデスリーガ2部、ウニオン・ベルリンから完全移籍で約7年半ぶりの古巣復帰を果たしたが、けがに泣かされリーグ戦出場はわずか12。「去年はあまり試合に出てなく、離脱することが多かった。レベルの問題ではなく、状態の問題。状態がよければやれる」と今季にかける思いは強い。

 昨季限りで現役を引退した前主将の小笠原も「しっかりとやってくれると思う」と内田には期待を寄せる。鹿島は21日から宮崎で国内合宿に入り、早ければ27日のテゲバジャーロ宮崎(JFL)との練習試合が主将デビュー戦となる。




◆鹿島・内田がサッカー人生初の主将就任、必勝祈願では絵馬に「再起」(サンスポ)




◆仏1部デビューを飾った昌子源、トゥールーズ初先発で残したスタッツとは?(GOAL)



昌子源 Gen.Shoji


トゥールーズは19日、リーグ・アン第21節でニーム・オリンピック相手に1-0と勝利した。この試合でデビューを飾ったDF昌子源のスタッツを振り返る。

昨季鹿島アントラーズのAFCチャンピオンズリーグ優勝などに大きく貢献した昌子。アジア王者としてクラブ・ワールドカップを戦った後、1月には自身初となる欧州挑戦を選択。フランス1部のトゥールーズへと加入した。

そんな昌子は、19日のニーム戦でついにリーグ・アンデビュー。3バックの左に入り、相手選手と揉めたチームメイトをなだめるなど、デビュー戦ながら落ち着きを保ち、クリーンシートでの勝利に貢献した。

データ会社『Opta』によると、昌子はこの試合でタッチ数「34」、パス本数「24」、成功率「87.5%」を記録。1回のファールを犯した。

また、ディフェンス面では3度のクリアと1度のインターセプト、3度のポゼッション回復をマークしている。

鮮烈なデビューとはならなかったが、慌てることなくプレーを続けた昌子。26歳のセンターバックの、新たな挑戦が始まっている。




◆仏1部デビューを飾った昌子源、トゥールーズ初先発で残したスタッツとは?(GOAL)



◆トゥールーズ昌子源がデビュー戦で完封白星! 指揮官から紙で指示、口論仲裁も(ゲキサカ)



昌子源 Gen.Shoji


[1.19 リーグアン第21節 ニーム0-1トゥールーズ]

 フランス・リーグアンは19日に第21節を行い、日本代表DF昌子源が所属するトゥールーズは敵地でニームと対戦し、1ー0で勝利した。4日に加入した昌子は初先発でリーグアンデビューを果たした。

 昌子の海外挑戦がスタートした。4日にトゥールーズに加入した昌子は先発入りを果たし、3バックの左で起用される。前半5分には相手の縦パスを素早くカット。そのまま味方にパスを出し、攻撃へとつなげていく。また積極的に周囲に声をかけ、ジェスチャーを交えてコミュニケーションを取っていった。

 前半28分、PA内で味方に当たったボールが昌子の体に当たり、ニームの選手がハンドを主張。敵地のスタジアムが騒然とするも、主審はハンドの判定を取らず。その主審の判定に抗議した相手指揮官が退席処分となった。

 前半30分過ぎにはベンチから昌子に指示が出る。しかし、その指示は声ではなくスタッフが書いた紙。昌子は指揮官から紙を受け取ると、注意深く目を通していった。

 するとトゥールーズが前半41分に先制する。右サイドのDFケルビン・アミアンがアーリークロスを上げ、最前線のFWヤヤ・サノゴがスライディングでワンタッチ。トゥールーズがスコアを動かし、1-0で前半を折り返した。

 後半19分にはアクシデント。サイド際でMFイッサイガ・シラが相手選手と交錯した際に口論に。異常に気づいた昌子はいち早く両者の間に割り込み、仲裁に入った。

 試合はそのままトゥールーズが1-0で勝利した。昌子は初戦という状況と、1対1の対峙が激しいリーグアンの戦いに不慣れな中でもフル出場で完封に貢献。新天地で好スタートを切った。




◆トゥールーズ昌子源がデビュー戦で完封白星! 指揮官から紙で指示、口論仲裁も(ゲキサカ)




◆昌子源がデビュー! トゥールーズの5試合ぶりクリーンシートに貢献(サッカーキング)



昌子源 Gen.Shoji


 リーグ・アン第21節が19日に行われ、トゥールーズはニームと敵地で対戦し、1-0の勝利を収めた。鹿島アントラーズから1月4日に移籍したDF昌子源がこの試合で先発フル出場。トゥールーズの完勝に貢献した。

 1月8日には本格的にチーム練習に合流したが、13日のストラスブール戦でデビューできなかった昌子。16日のリヨン戦は12月から延期されていた試合であったため、出場資格がなく、ここまで試合に出場できない状況が続いていた。

 しかし18日にトゥールーズはニーム戦の19人の招集メンバーを発表。すると、ついに背番号「3」の昌子の名前がリストに連ねた。

 そして迎えたニームとの一戦。昌子は3バックの左で先発出場。フランスという新天地でデビューを飾った。

 昌子は序盤から激しいボディコンタクトを披露。欧州でも負けないフィジカルを見せた。何度かボールを失うシーンもあったが、試合中のチームメイトの喧嘩に割って入り仲裁。デビュー戦ながら落ち着きを垣間見せた。

 そして昌子を含めたDF陣は最後までゴールを許さず。トゥールーズは1-0で逃げ切り、5試合ぶりのクリーンシートに成功した。この結果、トゥールーズは暫定13位に浮上している。