
フットボールサミット(第3回) 3・11以降のJリーグを問う [ 『フットボール...
「FWである以上、相手をいかに攻略するかは頭の中にある」
「細かいことは言えない」
9月18日のオンライン取材に応じたエヴェラウドは明言を避けた。当然だろう。翌日はアウェーC大阪戦が控えている。敵の堅牢な守備陣の攻略法について聞いたが、試合前に手の内を明かす必要はない。それは相手にとって有益な情報になる。
ただ、チームトップの10得点をマークする頼れる男は「自信はある」とも言った。
「FWである以上、相手をいかに攻略するかは頭の中にあるし、それは今までやってきたこと。自分の中で形はある」
C大阪の4バック、とりわけ2CBはしっかりとゴール前に陣取り、強度の高いディフェンスで相手の攻撃をことごとく撥ね返す。そこをどうこじ開けて、勝利に導くゴールを奪えるか。目下2戦連発中と好調をキープするエヴェラウドにかかる期待は大きい。
「上位2チームのフロンターレとセレッソは、勝点の面で少し抜けている。うちとしても差を縮める良い機会になる」
6連勝のかかる大一番に向けて、改めて気持ちを引き締める。間違いなく見応えのある一戦になるだろうし、エヴェラウド自身も好ゲームになると展望する。
「お互いに“サッカーを知っている”チームだし、クオリティも技術も高い選手が多いので面白い試合になると思う」
上位進出を目論む鹿島にとり、真価を問われる試合になる。エヴェラウドもその言葉に力をこめる。「鹿島にとって明日が良い日になるように、全力で準備して、勝点3を取って帰れるように頑張りたい」と。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
◆【鹿島】「細かいことは言えない」C大阪の堅守をエヴェラウドはいかにこじ開けるか(サッカーダイジェスト)
