宮崎キャンプに合流した鹿島のザーゴ監督(51)が、開幕までに行われる練習試合4試合での全勝を“厳命”した。来日後の隔離期間を終え、この日からピッチへ。身ぶり手ぶりを交え、約10分間熱弁を繰り返した練習開始前のミーティングで「練習試合は公式戦だ」と選手に発破をかけた。
チームは6日に初の対外試合となる大分戦を行い、その後も開幕までに3試合(甲府、長崎、未定)が予定されている。開幕前の練習試合はテストの意味合いが強く、結果よりも戦術や連携の確認を重視するのが一般的だが、指揮官は「我々には既に、去年のベース、土台がある」とキッパリ。「選手に去年のような(開幕4連敗の)スタートになってはならないと要求した。(練習試合で)質を高めていきたい」と意気込んだ。
この日の練習ではチームを2グループに分けて編成。攻撃の組み立ての形とセットプレーの確認を行い、大分戦に向けた調整を行った。指揮官は来日後の隔離期間を終え、この日から合流したFWエベラウド、MFファンアラーノ、GKクォンスンテの3選手の起用見送りを示唆したが、「去年と違い、準備期間がしっかりある」と自信。クラブ伝統の勝負にこだわる姿勢で、「勝ち癖」をつけて開幕を迎える。
◆【鹿島】ザーゴ監督が選手に熱弁「練習試合は公式戦だ」開幕前の対外試合全勝“厳命”(報知)