ベルギー1部シントトロイデンのFW鈴木優磨(25)が欧州各国で争奪戦になっていることが25日、分かった。複数の関係者によると、既にフランス1部のアンジェとサンテティエンヌが獲得に動き、ドイツ1部ヘルタも興味を示しているという。状況次第ではセリエAクラブも参戦する可能性がある。
鈴木優は今季欧州主要1部リーグ日本人歴代2位の17得点をマーク。ポストプレーを得意とし、得点感覚も鋭い。来季ヘルタのスポーツディレクター(SD)に就任するEフランクフルトSDのフレディ・ボビッチ氏(49)は、長谷部や鎌田ら日本人の実力を熟知しており、鈴木優も高く評価しているという。ヘルタが1部残留を果たせば本格的なオファーに発展しそうだ。アンジェとサンテティエンヌは今季2桁得点を挙げている選手はおらず、得点力アップへ鈴木優に期待を寄せる。
鈴木優自身も今夏の移籍を希望。日本代表の森保監督も20日の会見で「代表にも当然絡んでくるだけのプレーを今、見せてくれている」と今後の招集にも含みを持たせた。“ポスト大迫”と期待される点取り屋の去就に大きな注目が集まりそうだ。
◆鈴木 優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日生まれ、千葉県銚子市出身の25歳。鹿島の下部組織で育ち、15年トップチーム昇格。18年にはACL優勝に貢献し大会MVPに選出された。19年7月シントトロイデンに完全移籍。J1通算96試合27得点、ベルギー1部通算58試合24得点。1メートル82、75キロ。
◆シントトロイデン・鈴木優磨 欧州各国で争奪戦!ブンデス、セリエA、仏1部が興味 自身も今夏の移籍希望(スポニチ)