「まとまって戦えれば勝ちを手繰り寄せられる」
残されたタイトルは天皇杯のみ。鹿島アントラーズは10月27日、敵地で川崎フロンターレとの準々決勝に挑む。
決戦を2日後に控えた25日、CB町田浩樹がオンライン取材に応じ、意気込みを語った。
「今年、シーズンが始まる前に、(クラブ創設)30周年でタイトルを獲るということを掲げてシーズンがスタートしたので。なんとしてもタイトルを獲らなければいけないし、獲れるチャンスがあるのは天皇杯しかないので。全員がタイトルを獲ることに向けて、必死になって試合に入れればと思います」
川崎には18年シーズンの10月の対戦から勝てていない。町田は「相性の悪さはあるかもしれない」と感じているが、一方ではそれが発奮材料になるとも思っている。
「どこのチームよりも、川崎に対して勝てていない悔しさを、たぶんみんな強く持っているはず。反骨心だったり、悔しさをぶつけられれば」
今季のリーグ戦ではすでに二度対戦し、いずれも1-2で敗れている。
「意図してボールを奪うとか、コンパクトな守備ができている時間帯があれば、バラバラに行ってボールが取れずに剥がされる場面もあった。良いところも悪いところも両方あったので、全員が意志統一して、まとまって戦うことができれば、勝ちを手繰り寄せられると思う」
リーグでは得点ランキング2位の17得点をマークするFWレアンドロ・ダミアンを筆頭に、川崎の攻撃陣には強力な選手がずらりと揃う。CBとしていかに対抗するか。
「ダミアン選手とは何回も対戦していますし、初めての選手ではないので。自分が起点を作らせないとか、あとは、自分ひとりで守るのではなくて、全体でコンパクトにした守備ができれば」
自陣のゴールに鍵をかけ、セットプレーでは190センチのサイズを活かし得点を狙う。攻守両面でチームを勝利に導くような活躍を期待したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
◆相性の悪さも発奮材料に。鹿島CB町田浩樹は川崎相手に「反骨心、悔しさをぶつける」(サッカーダイジェスト)