選手によって異なる得意のパス、しっかり観察して合わせる。
サッカー日本代表候補キャンプに参加中のFW上田綺世(鹿島アントラーズ)が1月20日、オンラインによる取材対応に応じ、2022シーズンの意欲を語った。
この限られた5日間のキャンプ、23歳のストライカーはそれぞれの特長を引き出し合うことに重点を置いてきたと言う。
「動き出しのところなど、自分の良さを前面に出していきたいです。(合うパサーはいたか?)自分は動き出しを武器にしているので、誰とでも組むことができるので、こだわらずにできます」
この合宿を終えた翌日の22日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ホーム2連戦(27日:中国戦、2月1日:サウジアラビア戦)に臨む、日本代表メンバーが発表される。
「(短期間で合わせていくことは)代表活動で必ず課題になることです。シンプルに強度、個でカバーしていくことも大切になり、そこの特長を合わせていくことが必要だと感じています」「動き出しに関しては、コミュニケーションを取る必要もありますし、自分が主体で動きながらも、選手によって得意のパスもあり、そこはしっかり観察して合わせていきます」
そのようにチャンスが与えられれば、“特長の融合”から、求められるゴールに直結するプレー――そして自身のゴールを見せたいということだ。
また、今回一緒にトレーニングしている大迫勇也について、「ポストプレーの質、ボールを引き出すところが、すごく抜けていて、その精度が自分まだまだだと感じます」とも語っていた。
強度とディテール。その向上と鍛錬もまた上田のテーマになりそうだ。
◆【日本代表】上田綺世が“特長の融合”へ「動き出しのところで、自分の良さを前面に出していきたい」(サカノワ)