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2022年4月27日水曜日

◆【Jトピ~データで読み解く】鹿島・鈴木 最前線で制空権握る(スポニチ)






 J1の開催数が少ない今週は、基本的なスタッツの中から「空中戦」を検証する。攻守両方の局面で、試合の主導権を握るために重要なプレー。敵陣と自陣それぞれでランク付けし、空中戦を得意とする選手を探った。(記録課)

 空中戦は「浮いているボールに対し、両チーム選手が空中で競り合うプレー」、勝敗は「先にボールに触った選手を勝利とし、触れなかった選手を負けとする」と定義される。自陣と敵陣、それぞれのPA内とエリアごとに勝率が計算される。

 リーグ平均値では敵陣(攻撃側)の勝率45・5%に対し、自陣(守備側)の勝率が54・5%とわずかに高い。これはゴールキックなどのロングボールを守備側がはね返すパターンが多いためか。ただし主にクロスが中心となるPA内に限ると攻撃側49・9%、守備側50・1%と差がほぼなくなるのが興味深い。

 空中戦は選手の意思と関係なく発生するため、回数ではなく勝利数でランク付けした。敵陣では、G大阪FWパトリックが66勝で2位以下に大差。勝率も5割を切る選手が大部分の中で68・8%と圧倒的だ。2位には鹿島FW鈴木が31勝で入った。敵陣PA内に限れば14勝とパトリックの17勝に見劣りせず、勝率70・0%はパトリックより高い。また空中戦勝利からのシュートも最多の9本。勝利数3位にFW上田もおり、鹿島はクロス本数がリーグ最多タイの178本と優位性を生かした攻撃で首位争いの主役となっている。

 自陣では、広島で3バック中央を務めるDF荒木が最多の42勝。勝率が高いのは2位の川崎FのDF谷口で、自陣勝率は昨季の56・3%から83・7%、同PA内勝率が同42・9%から87・5%と大きく向上した。空中戦で敗れた被シュートも1本だけ。長期離脱したDFジェジエウの穴もカバーし、3連覇を狙う川崎Fゴール前の制空権を握っている。(データ提供:データスタジアム)


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◆【Jトピ~データで読み解く】鹿島・鈴木 最前線で制空権握る(スポニチ)




◆鈴木優磨はシミュレーションだろ!相手指揮官が怒る(Qoly)






今冬2年半ぶりに鹿島アントラーズに復帰したFW鈴木優磨。4月26日は26歳の誕生日だ。

そんな彼は、かつて小笠原満男が付けた「40番」を背にピッチ上で圧倒的な存在感を発揮する反面、その熱すぎる振る舞いで毎週のように騒動を巻き起こしている。

先週末のルヴァンカップ・大分トリニータ戦でも1ゴールを決めたが、結果的として相手の指揮官を激怒させる場面も作った。それがこれ。

前半終了間際に鹿島がPKを獲得したシーン(動画0:46~)。




味方のクロスにペナルティーエリア内でうまく入れ替わった鈴木は、大分のDF羽田健人のファールをうまく誘いPKを獲得。さらに羽田を一発退場に追い込んだ。

このPKは荒木遼太郎が相手GK西川幸之介に防がれたが、鹿島は後半になって立て続けにゴールを奪い3-0で勝利している。

ただこの結果に納得がいかないのは敗れた大分の下平隆宏監督。

試合後、PK献上の場面に言及し「映像でも確認したがあれがPKなのか、(プラス)退場なのかというところでジャッジに関しては不満がある。腹立たしい気持ちでいっぱい」と怒りを露わにした。

近年のサッカー界は三重罰(PK、退場、次節出場停止)の軽減に取り組んでいる。そうしたなかで確かにPKプラス退場は厳しい判定のようにも映る。

ただJFAの「サッカー競技規則2021/22」にはこのようにある。

「競技者が相手競技者に対して反則を犯し、相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与えた場合、その反則がボールをプレーしようと試みて犯された反則だった場合、反則を犯した競技者は、警告される。

それ以外のあらゆる状況(押さえる、引っぱる、押す、またはボールをプレーする可能性がないなど)においては、反則をした競技者は、退場させられなければならない」
“決定的な得点機会の阻止”(いわゆるDOGSO)において、ボールにいった結果としてのファールは警告となるが、「押さえる、引っぱる、押す」などそれ以外のプレーについては「退場させられなければならない」としている。

映像をよく見ると、大分のDF羽田はボールに関係のないところで鈴木の肩に左手をかけており、また軸足にも接触があったようなので、ルール的にいえば主審の判断は正しかったといえる。

ただ下平監督は「ルヴァンにはVARがないが、あればPKとレッドカードは取り消しになっていたと思う」とも話しており、そもそもこのプレーが鈴木の過剰なジェスチャー=シミュレーションだったと考えているようだ。



◆鈴木優磨はシミュレーションだろ!相手指揮官が怒る(Qoly)