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2023年1月9日月曜日

◆岩本輝雄が選ぶJリーグ歴代フリーキッカートップ10。「羽田空港みたい」「釣り竿のよう」「爆発音」で驚いた名手たち(Sportiva)






ベルマーレ平塚やベガルタ仙台などで活躍した稀代のレフティー、岩本輝雄氏をインタビュー。左足の強烈かつ多彩なキックを武器に活躍した本人に、歴代Jリーガーのフリーキッカートップ10を選んでもらった。

◆ ◆ ◆


【壁を越えて枠を捉える絶品キック】

10位 マテウス・カストロ(名古屋グランパス)
9位 久野智昭(元川崎フロンターレ)
8位 ウェズレイ(元名古屋グランパスほか)

【駆け引きと正確性】

7位 阿部勇樹(元ジェフユナイテッド千葉、浦和レッズほか)
6位 遠藤保仁(ジュビロ磐田)
5位 エドゥー・マランゴン(元横浜フリューゲルスほか)

【自分が持っていないものを持っている】

4位 三浦淳寛(元横浜フリューゲルス、東京ヴェルディほか)
3位 福森晃斗(北海道コンサドーレ札幌)
2位 中村俊輔(元横浜F・マリノス、横浜FCほか)

【世界トップクラスの正確性】

1位 ジーコ(元鹿島アントラーズほか)

 ジーコは住友金属時代から対戦したことがあって、その時にもFKを決められたし、もちろん鹿島時代にも決められましたよ。あの頃はGKが小島さんでしたけど、ジーコのキックには一歩も動けなかった。独特のインサイドキックで、近い距離でも枠に入れられる技術はとにかくすごかった。

 僕が18歳の高校生の頃、フジタ(湘南ベルマーレの前身)の北海道合宿に初めて参加した時、住友金属も一緒で、ジーコが先にFKの練習をしていたんですよ。彼のことはフラメンゴ時代のビデオを見ていたし、1982年のスペインW杯も見ていたので知っていました。

「あれが、あのジーコか」と見ていたらFKが全部入るんですよね。それほど力を入れずに全部きれいに枠を捉えて、ものすごく正確でした。

 ジーコのキックはインサイドキックなんですけど、それほど思いきり蹴っていなくても、速くて重い。それとフカすことがないし、それでいて壁に当てているイメージもない。

 1993年のJリーグ開幕戦で決めたFKもすごかったですよね。あの位置で、壁がジャンプしている上からポストの内側を叩くコースを狙っていた。あんなのを蹴られてしまっては、GKはノーチャンスですよ。ジーコのキックの正確性は、世界の歴代でもトップクラスだと思いますね。

<岩本輝雄が「悩んだ!」その他の候補> 
ネナド・マスロバル(元ジェフユナイテッド市原ほか) 
クラウジオ(元ベルマーレ平塚ほか) 
澤登正朗(元清水エスパルス) 
小笠原満男(元鹿島アントラーズほか) 
岩本輝雄(元ベルマーレ平塚、ベガルタ仙台ほか)




↓10位〜2位の解説はこちらから
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